80年代にタイムスリップしたような気分。ミキシング等の音の響き方もそれをわざと意識しているみたいです。歌詞、メロディ、サウンドどれをとっても懐かしい感じがするのに、どのアーティストのどの曲に似ているとか、あのあたりをパクっているんだろうなあっていうのがきわめて少ない。要するに、あの時代を匂わているだけで、実は、誰にも似ていないオリジナリティを有している。それって相当実力がないとできるモノではない、じつはすごいバンドなんだと思います。20年前の僕がこのアルバムを聴いたとしたら、大滝詠一『A LONG VACATION 』以来の傑作だあ〜なんていいながら夢中で聴いていると思います。80年代云々といっていますが、古い音楽だといっているのではありません。本当に良質なポップスというのは、どんな時代に聴こうがお洒落なものだと思います。そんな意味でもキンモクセイにはこのアルバムがTOP3入りするくらいには商業的成功を実現してほしいものだと思います。