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13人目の探偵士 (講談社文庫)
 
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13人目の探偵士 (講談社文庫) [文庫]

山口 雅也
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

探偵ばかり殺される!
ミステリにとことん淫した快作!!

密室に童謡殺人。あらゆる趣向が満載!

奇妙な童謡どおりに探偵ばかり次々襲う殺人鬼“猫(キャット)”による残忍で狡猾な事件。密室の中には喉を切られた偉大な探偵皇と記憶喪失の男。血文字の伝言(ダイイング・メッセージ)は何を語る?現場から消えた謎の凶器とは。ミッシング・リンクの連続殺人、アリバイ崩し、探偵士とパンク刑事たちによる推理合戦(ゲーム)。ここにミステリのすべてがある!
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

奇妙な童謡を模して、探偵ばかり狙う殺人鬼・猫。残忍かつ狡猾な見立て殺人は、13人目の犠牲者に向け研ぎ澄まされていった。密室で発見された探偵皇の死体、血文字の伝言と記憶喪失の男、そして消えた凶器。探偵が支配する探偵だらけのパラレル世界で、様々な謎が煌き、可能性が揺らめく。ミステリの真髄。

登録情報

  • 文庫: 399ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/02)
  • ISBN-10: 4062739615
  • ISBN-13: 978-4062739610
  • 発売日: 2004/02
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 234,379位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
デビュー 2004/7/31
By radio5
形式:新書
山口雅也氏の処女作といえば、『生ける屍の死』があまりにも(?)有名な訳ですが、実はそれに先立って上梓されていたのがこの作品。
いわゆる「ゲーム・ブック」であった為、ミステリ小説としての位置付けをされなかったのかもしれませんが、然しこれは紛れもなくミステリの一級品です。それで、新たに小説の形式に仕立て直したのがこちら。

記憶をなくして目覚めた男が、殺人犯の容疑をかけられながら、「探偵士」に事件の調査を依頼します。

「キッド・ピストルズ」シリーズの読者にはお馴染みの、例のパラレル・ワールドの英国が舞台になってます(キッド・ピストルズとピンク・ベラドンナが初登場!)。そこは、小説の中に描かれた「名探偵」たちが、実在の人物として活動している世界。かのシャーロック・ホームズも、かつて偉大な功績を残した伝説的な名探偵として、現代の探偵士たちに崇められている、といった具合。
で、主人公の男が依頼する探偵士は複数居て、探偵士毎にその調査、推理の趣向、解決の内容までが違う、という。それぞれに個性的な探偵士たちの饗宴は見所ですな。更に、ダイイング・メッセージ、連続殺人、アリバイ崩しなど、いわゆるミステリのコードがふんだんに盛り込まれた、贅沢な一品でもあります。読み応えありますよ。

そして最後には意外な犯人と意外な結末(オチ)が。ここはいかにも山口氏らしいという。

ところでこの作品――ゲーム・ノベルの方ですが、以前プレイステーションでゲーム化されています。実は僕はそのゲームを先にやってまして(原版のゲーム・ノベルは未読ですが)、で、内容的にはほぼ同一なのです。然し、ゲームでやるのと小説として読むのとではやっぱり別物の味わいですし、ゲームはゲーム、小説は小説ならではの表現や魅力に満ち溢れているわけで、だから僕と同じ様な経験を持つ方にも何ら留保なくお奨めできるのでした。本当。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
幻想の探偵譚 2007/9/15
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 もともとはゲームブックとして書かれたもの。1987年にJICC出版局から刊行されたのだが、それが東京創元社の戸川氏の目に留まり、普通の小説形式に加筆修正されて1992年に単行本として出た。さらに2002年に講談社ノベルズに入るに当たり、新たな登場人物を加えるなど大幅な加筆を行い、復刊。それをまた文庫化したのが本書。
 キッド・ピストルズやブル博士の最初の作品に位置づけられる。英国のパラレル・ワールドを舞台としており、ホームズやモリアティの子孫が出てきたりする。
 ミステリとしてはまあまあ。ちょっとやりすぎのような気も。
 かなり加筆修正を行ったようだが、ゲームブックだった痕跡は隠せていない。まとまりがなく、不自然な部分も多い。小説としての完成度は低い。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
パラレル英国ワールドを舞台にしたキッド・ピストルズのデビュー作。ホームズ一族を仇と狙う殺人鬼"猫"を巡る謎解きがテーマ。元々はゲーム・ブックとして書かれたようで、物語の途中で読者が読む先(分岐先)を選べるという趣向がある。刊行に当たって大分整理されたようだが、名探偵を模した3人の探偵士が並行して推理を進めるという趣向は残っている。

上記の趣向の他、探偵だらけの登場人物、サイコ・キラー、見立て殺人、密室殺人と密室講義、ダイイング・メッセージとその講義、アリバイ崩し、密室中で目覚めてみたら被害者と同室にいる記憶喪失の謎の男等、ミステリに関するあらゆる要素がブチ込まれている。"猫"に関する遊びもタップリとある。そして、これだけ書き込みながらゴテゴテした印象が無い点が評価できる。

冒頭が<解決>、結末が<発端>という全体構成も遊び心があって楽しい。ミステリ・ファン垂涎の豊穣な作品。
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