登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ファンにとってはこたえられない、意欲的な作品,
By
レビュー対象商品: 12番目のカード〈下〉 (文春文庫) (文庫)
ジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズ第6弾。今回は、ライムが現在の事件と140年の時空を超えて過去の謎に取り組む。 現在の事件は、ハーレムの高校に通う16才の黒人少女の命を執拗に狙うプロの殺し屋との戦いである。彼は何事に対しても無感覚で、“アベレージ・ジョー”という異名を持ち、目くらましのために無関係の人の命を奪うこともなんとも思わない。しかも、証拠をコントロールすることにも長けているという難敵である。 さらには、血で絵を描く“グラフィティ・キング”という怪しげな元服役囚も絡んでくる。 そこに、少女の先祖が関与した140年前の黒人公民権運動にまつわる謎まで登場し、物語は複雑になり、章を追うごとに緊迫感が増してゆく。 本書もこのシリーズの他の作品と同様、全45の章を通して、常にサプライズがある。私もハラハラ・ドキドキの連続で、思わずどんどんページを捲っていた。 そして、ライムの緻密な鑑識捜査が常に事件の先を読み、「証拠物件一覧表」が埋っていくにしたがって絡み合った謎が次第に明らかになってゆく。注目すべきは140年前の謎も、現代の視点から最先端の技術を用いて捉えている点である。 また、命を狙われ続ける少女、ジェニーヴァの存在も忘れてはならない。少女らしい純粋な心と強靭な折れない意志をあわせ持ち、ライムたちとも十分に渡り合えるほど機転が利く。彼女は、この衝撃的な作品の魅力を一層引き立てている。 本書は、現在の事件と過去の謎の融合という難しい、好奇心をそそる問題にトライして、なおかつ、ディーヴァー最大の持ち味である、“ノンストップ・ジェットコースター・サスペンス”、“どんでん返し”に満ちた、ファンにとってはこたえられない、意欲的な作品である。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
時代背景,
By
レビュー対象商品: 12番目のカード〈下〉 (文春文庫) (文庫)
相変わらず読者に先を読ませない手腕は見事。今までのシリーズとは少し違った趣向を凝らしてるのもお楽しみのひとつ。 南北戦争当初の黒人に対する世間の仕打ちって差別という言葉ではあらわせないぐらい酷いものやったんですね。 その時代と現代を見事にミックスして最後の最後に予想もしなかったオチを持ってくるから、この人の本には中毒性があるって思ってしまいます。 【魔術師】に登場したカーラや【悪魔の涙】に登場したキンケイドなども登場するのでファンにはたまらない1冊になってます。 はやく次が読みたいです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
炸裂する連続トラップ、最後がスゴイ,
By
レビュー対象商品: 12番目のカード〈下〉 (文春文庫) (文庫)
邦訳は2006年9月30日リリース。文庫化は2009年11月10日。リンカーン・ライム・シリーズの第6作。実はアメリカではジェフリー・ディーヴァーはこの時既に第7作にあたる『The Cold Moon』を刊行済みだった。相変わらずのリンカーン・ライムである。この辺はディ−ヴァーの長編を読破した人でないとわかり辛いが何しろ不変なのである。ガスクロマトグラフィでお菓子を検出してしまうところが既にリンカーン・ライムだ。犯人の手製の弾丸から銃の素性をあっさり分析するアメリアもアメリアで相変わらずである。(>_<) 着々とディーヴァーの仕掛けた連続トラップが炸裂し、ジェット・コースターな語り口に時を忘れてしまう出来映えなのだが、本作は特にラストがスゴイ。そして最後の章のライムとアメリアの会話に不覚にも涙しそうになった。 パーカー・キンケイドまで登場する本作。外せない大傑作と言い切らせていただきます。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|