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28 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最新舞台版を観た人も、むろん、観てない人も存分に楽しめる三谷幸喜、屈指の傑作。,
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レビュー対象商品: 12人の優しい日本人 [DVD] (DVD)
私事で恐縮ですが、2006年1月21日に大阪のシアター・ドラマシティで、三谷幸喜の最新作「十二人の優しい日本人」を観て来ました。数多い三谷作品の中でも屈指の傑作だけあって、場内は終始、爆笑の渦、隣で、時にお腹をかかえて笑っている妻の横顔を眺めながら、凄ぶる楽しい舞台と感じながらも、他の観客と、明らかにテンションが違う自分がいました。 何故って?それは、自分は、14年前に、既に同名のこの映画を観てしまっていたからなのですね(笑)。 当時、まだこの日本では議論にも挙がっていなかった陪審員制をモチーフに、日本人の縮図ともいえる12人の"小市民"たちが織りなす、二転三転どころか、五転六転する議論の途方もない逸脱ぶりと、すっ呆けた会話の数々に漂う底知れぬ可笑しさ、それでいて、果たして被告は有罪か無罪か、という法廷劇としてのサスペンスなルーティンもしっかり押さえてあり、存分に映画を楽しんだ後で、三谷幸喜、恐るべしと感じたものです。 今回、舞台を観ながら驚きだったのは、この映画版と、舞台の戯曲のセリフが、ほぼ100%近く一緒だった事。「ラヂオの時間」でも「笑いの大学」でも、過去の傑作舞台を映画化したものが、それなりに映画的に脚色されていた事から考えると、これは意外でした。シチュエーションが一幕物の舞台劇の様な審議室内での話という事もあるのでしょうが、それだけ、三谷が、この"本"に自信を持っているからなのでしょう。 最新舞台での生瀬勝久も好演でしたが、やっぱり、ヘンリー・フォンダにはなれなかった男(笑)、陪審員2号を演じた相島一之(東京サンシャインボーイズのメンバーであり、オリジナルの舞台にも同役柄を演じた)の、時にマゾヒステックなまでの駄々っ子振りは、必見です。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
裁判員制度,
By darma initiative (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 12人の優しい日本人 [DVD] (DVD)
とても古い作品です。まさか日本で裁判員制度が導入されることになるなんて、監督さんも思いもよらなかったことでしょう。 舞台ですね。 映画というよりも演劇に近い。 個人的には裁判員制度に賛成です。 選ばれれば是非応じたい。 そういった意味で、もしこの劇中に自分が居たらと想像しながら拝見しました。 ・・・大変そうですね、コレ。 人それぞれ意見は違う。 100人いれば100通りの意見がある。 そんなことは言われなくても分かってるんだけど、やはりイライラさせられる。 何故この人は分かってくれないんだ!とイライラする。 しかしどれ程分かってくれなくても、どれ程イライラさせられようとも諦めてはいけないのです。 人、一人の運命がかかっているのですから。 無罪と有罪とでは、文字通り天と地の差です。 違うと思っているなら皆に分かってもらわないといけない。 理由を述べ、皆を説得しなければならない。 もちろんアメリカの裁判員制度と今回導入された日本のそれは違います。 この映画の設定とも違ってはいます。 ですが、非常に忍耐のいる作業であるハズです。 自分の親兄弟、恋人や伴侶ですら、ときには説得するのが難しかったりしますから。 登場人物すべてのキャラクターが立っています。 しかし物語が進むにつれて登場人物達の意見が変わる。 始めに感情移入出来た人が、後半ではとてもじゃないけど同意出来ない人になっている。 話す、聞くことによって考えが変わる、意見が変わるなんてことは往々にしてある。 劇中の時間が進むにつれ、人物達の気持ちが変化していく過程などはよく表現してあると思います。 面白いです、この映画。 思い込みや先入観を捨て、いかに多角的に客観的に物事を見ることが出来るか? 粘り強い忍耐と自分の持てる言葉、そのすべてを駆使し、自分の考えや思いを伝えることが出来るのか? 観ていてそういったことを感じさせられます。 映画としても面白く、大変勉強になる作品です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
高評価につられて。,
By 朧小林 (福島県会津地方) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 12人の優しい日本人 [DVD] (DVD)
緊張感の欠片も無い一室から物語は始まる。とにかく速く帰りたい人や、仕切りたがり屋、印象重視派、自分盲信型など、様々な小市民が陪審員に選出されたことで一堂に会す。 そして、その様な人達の議論が二転三転する事も当然ので…。 『コメディ』という分類だが、『有罪か無罪か』という、謎を軸にした物語もしっかりしており、引き込まれる。 視聴後には、「あれ…俺コメディ視てた筈なんだけどな…。」と、なること必至である。 真相を求め交わされる議論、揺れ動く評決、逆転する立場。 …この様に書くと何やらガチガチの論詰め法廷劇の様相を呈しますが、実際は程よく笑いが混ぜられているので、肩肘張らずに視れます。 昔の作品でしたが、古臭さも強くありません。 久々に、面白いコメディ邦画を視た気がします。
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