テリーギリアム監督の『未来世紀ブラジル』や、アンドリュー・ニコル監督『ガタカ』、スタンリーキューブリック監督『時計仕掛けのオレンジ』とか近未来の世界観の中で、絶望(一抹の希望?)を描く作品を見たければ、オススメです。SF好きな人には、すぐピンと来るが、嫌いな人にはわかりにくいともいえる。
テリーギリアム監督にBウィリス?と首を捻ったが、これがハマリ。妙に甘ちゃんで頭のトロそう・・・でも誠実そうなジェームスコールを熱演してる。青い南の島映像とハマリの切ない音楽をテレビ越しに眺めながら、女性精神科医に抱かれるBウィリスの表情は、せつなかった。またブラッドピットの狂ったような演技とかは、もう文句なし。
こういう終末後の世界・・・核戦争や遺伝子改造後の世界から!、「世界を滅ぼしたのは誰か?」的な謎解きは、すごく好き。マンガだと萩原一至『バスタード』や宮崎駿『風の谷のナウシカ』とか・・・・「いまある世界の姿は、実は誰かが人為的に作り出したもので・・・」という『今、この世界の手触りを疑う』のはSFの常套手段ですね。『猿の惑星』『マトリックス』や小説家で言えば、フィリップ・K・ディックなんかそうですね。この感覚は分かる人と分からない人は、強烈に別れるらしい。僕の周りで、賛否の分かれる作品群です。しかし分かる人には、スーパーオススメ。こういう作品群で学生の頃はじめてみたせいもあるけど、僕の中ではナンバーワンの作品です。だってわかりやすいんだもん。