既発売の赤ボックスとあわせ、今回56枚組の黄ボックスが発売された。
ドイツグラモフォンのLP・CDから選択された合計111枚のCDがこの2箱に収まっている。
値段は破格で、以下のCDで十分元が取れている気がする。
(ベーム ウィーンフィル)モーツアルト レクイエム
(ブーレーズ)ストラヴィンスキー 「春の祭典」
(フィッシャーディースカウ)シューベルト 歌曲「冬の旅」
(カラヤン ベルリンフィル)ベートーベン 交響曲第9番「合唱」 1962年版
(カルロスクライバー ウィーンフィル) ベートーベン 交響曲第5番&7番
(オイストラフ)チャイコフスキー バイオリン協奏曲
(ポリーニ) ショパン練習曲集
(カール リヒター)バッハ ミサ曲ロ短調 1961年版
(カラヤン ロストロポーヴィッチ) ドボルザーク チェロ協奏曲
(小澤 ツィマーマン) リスト ピアノ協奏曲第1番&2番
(バーンスタイン)マーラー 交響曲第1番「巨人」
(フルトヴェングラー)シューベルト 交響曲第9番「ザ・グレート」
(カラヤン) ブラームス ドイツレクイエム
(ムラヴィンスキー レニングラードフィル) チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
(フルニエ)バッハ 無伴奏チェロ組曲 2枚組
さらに、このボックスは、バロックの歌曲、オルフのカルミナブラーナ、シェーンベルグのバイオリン協奏曲、バーンスタイン自演のウエストサイド物語、モーツアルト・ベルディ・フォーレの三大レクイエム、室内楽、ベートーベンピアノソナタ、現代音楽などの幅広い時代、ジャンルがバランスよく網羅されており、カラヤン、ポリーニ、アバド、アルゲリッヂなどの大御所も、ドゥダメル、ランラン、アリス・サラ・オットなどの新鋭若手もほぼ平等に扱われていて、各演奏家への敬意を伺わせ、かつリスナーを飽きさせない綿密に計画されたCD集である。
ほかにも、ブレハッチのショパンピアノ協奏曲、ホロヴィッツのモスクワ復帰公演、ポリーニのペトリューシュカ三楽章、イエペスのアランフェス協奏曲、アルゲリッヂのショパン前奏曲全曲、ミケランジェリのビュッシー前奏曲、フルトヴェングラーのシューマン交響曲第4番、アバドのブラームスハンガリー舞曲全曲、バレンボイムのラベルボレロと亡き王女のためのパヴァーヌ、ベルリオーズの幻想交響曲、チャイコフスキー・ブラームスのバイオリン協奏曲、ケンプのピアノベートーベン皇帝、ランランのチャイコフスキー1番、アルゲリッヂのラベルピアノ協奏曲、ヨッフムのブルックナー4番、オペラではカルロスクライバーの椿姫全曲、アバドのカルメン全曲、そしてベネズエラユースオーケストラを率いる新鋭ドゥダメルのマーラー5番・・・すべてのCDが名盤である。
なぜこのレーベルが111年前ブラームスの死の2年後から現在まで脈々と続く歴史を持つに至ったのかがわかるような気がするすばらしいBOXである。