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主人公の女の子は、「愛って一体何なのか」という問題と最初から最後まで格闘している、至って健康・純粋な女の子です。娼婦だなどという偏見は読み始めてすぐに吹っ飛びます。日記形式の章が沢山あって、そこには彼女の思いのたけが綴られていくのですが、本当に男の人が書いたんだろうかというぐらい、心の描写が素敵でした。(男性作家の作品に登場する女性の心の機微には大抵違和感を持つ人でも、これならすぐに感情移入できます。)
メルヘンチック・ちょっとおどけた風に仕上げている一方、この本は先進諸国の人間向けに体を売る貧しい国の女の子たちに目を向けようという問題提起も兼ねていると思います。それでも、作者のラテン系な底抜けの明るさのお陰で、ちっとも重さを感じさせないので、どんどん読めます。ハリウッドが映画化したら、チンケな恋愛ロマンスになってしまいそうですが、本で読む限りとても心温まるストーリーなので、まだ読んでいない人も是非読んでみてください。ハマりますよ。
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