『11人いる!』は、わが国初の本格的なSF少女マンガであると同時に、1976年に『ポーの一族』と並んで小学館漫画賞を受賞した作品です。
このとき選考委員だった小松左京は、小学館文庫(1976年旧版)の解説に、「これは、私たちSF書きが見ても高い点がつけられる。アイデア、ストーリーともに、賞となるSFマンガです。」と記しています。
30年以上前の作品ですが、今読んでも少しも古びた感じがなく、その作品世界を充分堪能できるSFマンガの傑作です。
ただ、文庫本は絵が小さく、またカラー扉・カラーページが再現されていません。ファンなら絶対、絵が大きくてカラー扉・カラーページが再現されている「パーフェクト・セレクション」版で読むべきでしょう。