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前半部は教育基本法の条文をわかりやすい言葉におきかえたもの。筆者の表現方法がうまいからなのか内容に説得力を感じた。後半部は2人の著者が教育について語り合うという構成。戦前の軍国主義教育に対する反省の上に立って、現在の教育基本法があることを示し、この法律が変えられる前に現実に生かされるべきと主張している。
この法律は「あらゆる場で、あらゆる機会に」と規定しているように教育される場所を学校の場に限っていない。そのため図書館、博物館、公民館などあらゆる場所で、この法律の理念が実施されている。実際に読んでみると教育基本法の理念は非常にわかりやすく、共感できる。その理由は教育というものを考える際に忘れてはならないポイントが記されているように感じたから。巻末に記載されている教育基本法の条文と比較して読んでも面白い。
分かり易い言葉、心和む挿絵で教育基本法そのものの理解を助けてくれる本である。そこに描かれている教育理念は、小学校高学年、中学生でも十分理解し楽しめる内容となっており、子供達が主体的に教育を考え主張する一助となる本といえよう。また後半では教育基本法の成立における背景についても考察されており、時歴的な意義を考える上でも参考となるであろう。
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