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1000の小説とバックベアード
 
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1000の小説とバックベアード [単行本]

佐藤 友哉
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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第20回(2007年) 三島由紀夫賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

僕は「片説家」。「小説家」と違って、純粋に「特定の個人に向けて物語を書く」仕事だ。そこにあるのは、創作とはいえないリクエストとマーケティングだけ。いや、正確には「片説家」だった。四年間この仕事をしてきたが、今さっき解雇されたのだ。27歳の誕生日だというのに…。あてもなく過ごしていたところへ、「私のために小説を書いて欲しい」という女性が現れた。奇しくも、失踪しているという彼女の妹は、かつて僕のいた会社が、片説の原稿を渡した相手だという―。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/03)
  • ISBN-10: 4104525022
  • ISBN-13: 978-4104525027
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 20 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 473,982位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 佐藤友哉らしい小説。, 2008/4/10
レビュー対象商品: 1000の小説とバックベアード (単行本)
久々に佐藤友哉の小説を読んだ。
全然、変わっていなかったね。
無理に難しい言葉や言い回しを使っているな、という印象を受ける独特の文章。
伏線なしの唐突で強引なストーリー展開。
本人も本当は理解していないのではないだろうか?とも思える難解な純文学的表現。
これはまさに佐藤友哉の小説だ。
内容的にまるで売れそうにないのも佐藤友哉的だ。
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5つ星のうち 3.0 良くも悪くも現代文学, 2011/11/11
様々な先行文学作品への言及があって、筆者がいろいろあがいている苦労が読み取れました。

「二十七歳の誕生日に仕事をクビになるのは悲劇だ。ぼくは四年間務めた片説家集団を離れ、途方に暮れていた。
(片説は特定の依頼人を恢復させるための文章で小説とは異なる。)おまけに解雇された途端、読み書きの能力を失う始末だ。
謎めく配川姉妹、地下に広がる異界、全身黒ずくめの男・バックベアード。
古今東西の物語をめぐるアドヴェンチャーが、ここに始まる。三島由紀夫賞受賞作。」(表紙カバーの裏より)

この作品の出自をたどるなら、村上春樹の『ハードボイルドワンダーランド』の形式に高橋源一郎の『日本文学盛衰史』を盛り込んで、
西尾維新がラノベテイストで軽妙に語り下すといった所でしょうか。先行作品に範をとりつつ換骨奪胎して、
さてそこで佐藤さん独自の作品になりえているかどうかは、私には疑問があります。
先行作品のいずれをも未消化なまま、あるいは表層を掬い取るだけで、この作家独自のテイスト―それまでの作品とは違った佐藤友哉らしさといえるもの―
を出すまでには、消化/昇華されていないです。
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5つ星のうち 3.0 フリッカー、あるいは映画の魔, 2008/8/29
By 
Gori "the 11" (東京都) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 1000の小説とバックベアード (単行本)
読みながら、テレビの世界を舞台にした似たような小説が書けるなあと夢想していたら、
あ、この小説自体『フリッカー、あるいは映画の魔』と、構造がそっくりだ、と、
気付いた次第。
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