この本を購入した当時ブルーレイを持っていれば、同タイトルのDVDを求めていたと思う。ストーリーのある物語ではないので、最初の印象は、これは映画のパンフレットかといった薄手のものであった。
しかし、第7章「日本の現状と未来」まで至り、多分マイケル・マドセンの映画では語られていないであろう日本の原発に関する、かなり詳細な知識が得られ、望外の収穫であったと感じている。
100,000年後という想像を絶する遠い未来に莫大な負の遺産を手渡そうとするオンカロは恐ろしいが、日本の現状を見れば、人類が特に日本に住む我々の子孫が100,000万年という途方もない時間を生き続けることは先ずあり得ないという絶望に満ちた確信に捕われないではいられない。3.11以後福島に限らず、日本全土は放射能まみれになりつつあるが、それに輪をかけて政府経済界は核廃棄物を生み続ける怪物・原発を手放さないのだから。