10枚組み10時間のボリュームもさることながら、一番注目すべき点はフェードイン・フェードアウトが一切ないこと。せっかく良い気分で音楽に浸っているのに、クライマックスを迎えないうちにフェードアウトしていったりするとイライラするもの。地味なことではあるけれど、実際に聴いてみると結構重要なポイントです。
音源はエイベックスの同シリーズと同じく、香港の廉価盤レーベル「NAXOS」からのライセンス販売のようですが、ピアニストに関して言えば、NAXOSにはユニバーサルやEMIなどのメジャー・レーベルに劣らない若手の名手が多く在籍しており、技術的には全く引けをとりません。むしろ、変な癖のない演奏が多いので、入門用としてならばこちらの方が優れているといえるかもしれません。
最近のコンピレーションアルバム・ブームの中でも、とりわけ優れた商品のように思います。クラシック入門、ピアノ曲入門にはまさにうってつけ。お薦めです。