100 人の渡伯の理由はさまざまです。開拓移民として、写真花嫁として、教師として。わずか 2 ページに淡々と語られた 100 人分の人生は、それぞれが一冊の本になるようなドラマに満ちています。
中には、開拓移民として非常に苛酷な生活を送られた方もいらっしゃいます。農作に適さない土地の開墾、数年にわたる不作、蔓延するマラリヤ。
しかし、ブラジルに根をおろし、子育てを終え、次世代にバトンを渡した彼女たちは口々に「ブラジルに来てよかった。今が一番幸せ」といいます。
苦労を乗り越えて生き抜いたからこそ、人生に満足し、誇りを持ち、今を喜びとともに生きておられるのかもしれません。
平成を生きる私に、彼女たちのように苦難に立ち向かえる勇気があるでしょうか。
とにかく、素晴らしい本です。