「ヒト」「ジカン」「ジョウホウ」「カネ」「ツール」の5章からなり、テーマはクライアントを増やす営業のコツ、会議や打ち合わせの時間短縮方法、仕事の効率アップや時間管理術、データ管理や情報収集術、コスト管理法など幅広い。ノウハウは具体的で、営業トークや相見積もり、あるいは健康に関する話題にも及ぶ。業界の最先端ながらも、名刺で話題づくりをしたり、お酒の席での「ノミニケーション」を大事にしたりという地道な部分が印象的だ。
もっとも興味深いのは、「1日平均5000通」を処理するというメールベースの仕事術である。その処理テクニックとして、キーボードショートカットの利用や速読術、内容ごとの分類・処理法などを公開している。また、すべての「タスク(やるべき仕事)」をメール化して自分に送ったり、情報収集や仕事上のコミュニケーションをメーリングリストやメールマガジンで行ったりもしているという。このメールによる一元管理に堀江の真骨頂がある。
このほか、愛用するソフトやブラウザ機能、携帯電話などのツール紹介や、おすすめのウェブ・サイト情報も興味深い。あふれる情報の処理やツールの選択、カスタマイズなどで悩んでいる人や、その一歩進んだ活用法を知りたい人は参考になるはずだ。(棚上 勉) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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筆者の経営する会社エッジ社の社員の(ここの社員から聞いたが、)平均就業年数は1年を切るそうである。会社に対する忠誠心(ロイヤリティ)というものも社員は持っていない。完全能力主義社会、といっても労働者であり搾取される身ではある。
社会全体、顧客という観点から見て、この会社(経営手法、仕事術)というんものが有意義であると感じることはできなかった。
しかし、その妙な期待を裏切り、氏の仕事ぶりが淡々と書かれています。全体を貫く考え方がシンプルで、その記述があっさりしすぎて、するっと読める本なのです。できる人は、ポイントを押さえて、徹底的にやれる人なのでしょう。
すごいなと思った箇所を拾い上げてみる。
集中することについて、インターネットと出会ってからの2-3年は、人との交流ができないほど、仕事に没頭したようです。また、大学受験の半年は、勉強以外のことをした記憶がないとまで言っています。
多くを時間の無駄にしやすい会議ついては気を配っており、その手順は、1.目的をもつ、2.メーリングリストで共有、3.10人以下の出席者、4.仕切る人をつくる、5.結論を出し、6.実行期日を決め、7.議事録をメーリングリストで共有するとなっています。ある意味、あたりまえですが、実践するのは難しいでしょう。
考えると事については、「私の会社の社員を見てきた経験からいうと、その多くは考えることを放棄しているように見える。・・・普段の生活では常識的に行動することは問題ないが、人と差をつける場面で「常識」にとらわれていると失敗する。」と述べ、考えるべきポイントを示しています。
徹底的に、メールを駆使しており、たとえば、部門毎・テーマ毎メーリング・リストを作成し、徹底して、それで情報を共有しています。なんと、一日、5000通のメールを処理しています。それと、Webブラウザのこの2つ仕事をかたづけているとのことです。MS-WordなどのOfficeソフトを無駄の何物でないと切り捨てており、共感してしまいます。
徹底して、基本を忠実に行うことを実践している氏の会社に、つい、投資しようと考えてしまう内容でした。そういえば、細かく株式分割して、話題になりましたよね。「基本を忠実に」という点では、セブン-イレブンの会長である鈴木氏に、通じる所があります。ただ、とてもスマートです。
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