表紙とタイトルで購買意欲を刺激するラノベですね。
某アニメで有名な方の表紙と同出版社の某ガイドブックっぽいタイトル。
内容といえば、純愛年の差ラブコメ(著者談)だそうです。
主人公、姫武静姫(♂)は黙っていれば、美少女にも見えるが、
脈略のない奇行をせずにはいられない高校一年の問題児。
そこに、妹と名乗る10歳の少女、はみるが突然現れて、物語は始まります。
しかし、後半までずっと、静姫と超個性的な仲間達の描写が続き、
はみるは脇役程度の扱いでしかありません。
また、タイトルの経緯について、あとがきで説明がありましたが、
物語の内容としては、保健体育はあまり関係ないです。
はっきり言って、表紙&タイトル買いした人には微妙な作品かもしれません。
以前のらきすたの時みたいに、竹井10日の作風を知らない人は様子見が無難です。
だが、しかし!
著者自身、この作品を処女作「秋桜の頃に」の系譜と称しています。
竹井10日のファンならば、こういうのを待っていたと思える作品ではないでしょうか。
最近のラノベ作品では見られない、やりすぎた感あふれるお下劣な文章は、抱腹絶倒の連続。
表紙とタイトルのせいで、変な方向のイメージが先行してしまいがちですが、
コメディーとして、最高に笑える作品であることは保障します。
ただ、残念な事に1本の物語としてみると、まとめ切れてない感があります。
ヒロインのはみるの活躍が目立たない上に、展開が急で説得力に欠けるように思えます。
出来ることなら続刊して、はみるの活躍を見せての大団円で終わらせてほしいところです。