新興市場においてベトナム株は、年初来唯一下落。インドネシアやタイ株が、40%前後の上昇を誇る中で、同様な成長市場と見られていたべトナムの体たらくには失望していた。編者はこの書の中で中国(H株)の例をあげた。アジア通貨危機後の98年からサーズ疫が終わる03年、順調な経済成長の中にあって5年間も低迷した中国株は、その後4年で10倍以上の上昇を演じた。そして大きく儲けた投資家はこの低迷時に買った者しかおらず、現状のベトナム株がだぶるとの言葉が印象に残る。悲惨なベトナム戦争の歴史から有望銘柄までを網羅、その数は20銘柄で若干少なさを感じるものの、新興市場はブルーチップに注目とその理由もまあ納得できる。