安定配当がねらえるインフラ関連銘柄から、配当利回り10%を超えるハイリスク・ハイリターン型の銘柄までを、ユナイテッド・ワールド・インベストメント・ジャパンの取締役兼「中国株通信」編集長、戸松信博が解説している。前著の徹底研究銘柄に比べると若干、1銘柄あたりのページ数は減ったものの、類書と比べると圧倒的に情報量が多い。気になる業績や配当利回り、今後の戦略など、ひと通り必要な情報はカバーしている。
このシリーズの最大の特長は、各企業の事業の成否のポイントがきちんと記されていることだろう。将来有望な理由は何なのか、現在抱えているリスクや課題は何なのか、実に事細かに解説されている。国内株に比べ、情報量が圧倒的に少ない中国株だけに、このあたりの情報は大変貴重である。 中国株の売買方法など、基本情報に関してはほとんど触れられていないので、すでに『10万円から本気で増やす中国株』を読んだ人、あるいはすでに売買を始めている人のレファレンスとしておすすめしたい。(土井英司)
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陳腐化してしまう場合が少なくない。
しかしながら、本書が出版されて以降の中国株市場は全般に
堅調に推移しており、取り上げられている銘柄の多くは株価も
堅調に推移している。
そのため、個々の示されているデータなどの古さはあるが、
なお、個々の銘柄、企業の輝きは失われてはおらず、魅力も
感じられる。
とりあえずのとっかかりとして、本書に取り上げられた銘柄
について最新のデータも入手しつつ、それと比較もしながら
投資の参考とすることはできると思われる。
私自身、第一作目の本を読んだことをきっかけとして中国株
の個別銘柄への投資をはじめたが、現在は購入したすべての
銘柄が買値よりは上で、中には3倍近く上昇した銘柄もある。
市場の不透明性や流動性の欠如、中国政府の政策、為替リスク
などのマイナス要因はあるものの、全体として中国の経済は
今後も力強く成長することが予想され、中国株への投資は
やはり魅力があると感じられる。
本書はそのための参考となる一冊であり、入門書としても適当
だと思う。
そして今回はその応用編ともいうべき実際に中国株を本気で購入しようと考えている方々に向けて執筆された最新情報てんこもりの実用書である。この本一冊を熟読するだけで、今買うべき中国企業の財務内容や経営状況が一発で理解できるのがすごくうれしい。中国株投資家にとっては絶対に手元に置いて何度も何度も読み返したくなる最高の資料だ。
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