中国株に顕著な無償増資やA株とH株の価格差に隠されたチャンス、危険な銘柄を見極めるポイントなどが、懇切丁寧に説明されている。また、初めて株式を売買する人のために、株の売買の鉄則や各種指標の見方をアドバイスしている点にも好感が持てる。推奨銘柄も、単に業績と解説で終わるのではなく、その企業の資本関係や業績に影響する事柄、所属する業界の分析なども提供している。これまでに出された中国株関連書籍の中でも、群を抜く情報量である。
さらに、中国には上海A株、上海B株、深センA株、深センB株、香港H株、レッドチップ、その他の香港株、GEMと複数の市場があるが、これらの市場に属する全銘柄のデータを、各種指標、株価チャート、業績の推移、売上構成、星取表などに分けて巻末で紹介している。情報量、読みやすさの点から、現段階で最もおすすめの中国株関連本だ。(土井英司)
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ただし、優良株としてここに掲載されたの一部(万科企業、超大現代農業など)はその後大きく値を下げており、本書を元に中国株へ参入し、大きな損害を受けた人たちも少なくないはず。
予想が外れてしまうことは、ある程度避けられないが、実際の投資とは区別して考えるべき。そうであれば、入門書としては最適な本。
本の内容は中国株についての基本的な知識から、有望な
個別銘柄についてまで、幅広く、また、見やすく、わかりや
すい文体で書かれているため、入門書として適切なものだと
思います。
但し、出版されてから既に期間がたっているため、これから
利用するのであれば、個別銘柄についての記述は、「中国株
二季報」やインターネットで得られる情報など新しい内容
を自分なりに付け加えて考える必要があるでしょう。
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