経済不況や雇用不安など、閉塞感が増す社会の中で、
ますます孤立し不安を覚え、追い詰められる人々は後を絶たない。
そんな中で、スピリチュアルにはまる、新宗教に走る、自殺する人々も
確実に増え続けている。
その背景には、「何も信じられない」と考えてしまう
私たちの本音が見え隠れしているのかもしれない。
日本人の心にいま何が起きているのか?
信じるものを見いだせないままさ迷うことが許される社会を
我々はどのように生きていけばよいのか?
「信じない」人が、「何も信じられない世界」を生き抜くためのヒントを、
現代を代表する宗教学者が
人生における「10の悩み」と照らし合わせて考察する。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
宗教評論から人生論へ?,
By
レビュー対象商品: 10の悩みと向き合う 無宗教は人生に答えを出せるのか (新書)
世間からの激しいバッシングをうけ抹殺されそうになっていた不遇の時代を乗り越え、出版メディア界の寵児として完全に「黄泉がえった」感のある島田裕巳氏。その淡白で明解ながらもときに場当たり的な説明に陥る議論には、賛否両論の声が寄せられているが、しかし、彼が現代日本の代表的な宗教評論家の一人であるという事実は、おそらく「自他共に」認めるところであろう。その島田氏が、今回はなんと「生き方」を正面から語るにおよんだ。宗教家への転身を目指しているのだろうか、と瞬間的に思ったが、本書を読んだ限り、そのような熱烈な気持ちはほとんどなく、あくまでも淡々と現代に生きることの現実と工夫について述べている。よくありそうな一般論や、自己の体験から導き出された見解に加えて、おそらく各種の宗教の教えがさりげなくちりばめられているところに、本書のお悩み解決×人生論としてのオリジナリティはあるように思える。 あまりにさらさらと読めてしまうので、生きることの苦悩から確固たる安心の境地へ、といった宗教的な感覚はいささかも得られないが、しかし、ものを考える際のヒントぐらいは与えてもらったという印象はある。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|