購入し、製作したところ、数ある4号戦車のプラモデルのなかで最も作りやすく、しかも精密さ、低価格を実現した夢のようなキットでした。
このJ型は厄介なツィメリットコーティングを必ずしも施さなくてもよく、1/48スケールゆえにディテールの密度が更に高く、素組でも十分な存在感があります。
車体側はシュツツェン架が再現されているものの、シュルツェン自体はパーツ化されていません。一見マイナス要因に見えるこの措置も実は説明書に図解があるためプラ板から比較的容易に製作することが可能です。更に4号戦車J型の実車はこの車体側のシュルツェンは取り外している場合が多く、手軽に作りたいなら取り付けない方がむしろリアルであるといえるほどです。
フィギュアは付属していませんが、タミヤの別売フィギュアセットに丁度4号戦車に合うフィギュアが発売されているため、再現したい方はそれを使うと良いでしょう。
プラパーツは分割が適度であるため改造のベースとしても非常に優れています。
腕に覚えのある方なら同じJ型でもより後期の車両に用いられた簡易型の牽引フック部分や縦の筒型排気管などもプラ材をもちいた工作で十分再現可能です。
ダイキャスト製パーツとプラスチックパーツには瞬間接着剤のほか、『タミヤクラフトボンド』で接着することも可能であると判明しました。乾燥に若干時間はかかりますが、その乾燥時間を利用してパーツ同士の微調整が可能です。
またエポキシ系接着剤(2液混合型)も使えるため、瞬間接着剤が苦手な方にもオススメできます。
総合的に模型初心者から上級者まで万人に薦められてる4号戦車のキットであると思います。