全体的にはちょっと現実離れしたテーマを上手く普通っぽくまとめてたなと感心いたしました。
絵もとっても綺麗で、細部まで丁寧です。
これはずばり「純愛」ですね。
事故で記憶障害が起こっている倖一と、その彼と偶然出会って、好きになって、なんとか助けてあげたいとがんばる知永。
3日間分しか覚えられなくて、すぐに知永のことも忘れてしまう倖一に、自分のことを覚えていて欲しいと願いながら力になろうとする知永。
さて、倖一の脳みそは直るのか。知永はどうするのか……
ありえなさそうでありえそうな話の内容に、揺るがない二人の愛が絡んでて、昔タイプのBLが好きな人はお好みかもしれません。
読み出しはとっつきにくく、話を容易には理解できなかったけれど、読むにつれて次第に全容が明らかになるという構成でした。
全容は真実を後ろまでひっぱりたくて、糸口を小出しにしたので前半わかり難かった…という感じです。
気になったのは、倖一の弟をどうやら好き?っぽい医者、はたまたなぜに出てきたの?と思わずにはいられない知永の兄など、ちょっと余計な人がチラホラ出てきたこと。
ですがそれもそこまで気にならない程度。
あとまるごと一冊このお話で読みがいはあるのですが、中盤同じところをぐるぐるしていたような倦怠感がややありました。