全大戦で目覚しい戦果を挙げた「プロヴィデンス」。そのドラグーンシステムを一般兵にも使用可能にするために、量子通信システムが改良されました。『SEED Destiny』の後半に登場する「レジェンド」は、そうして生まれた「プロヴィデンス」の進化形態なわけですが、その間を取り持つのが「カオス」です。このMSV的な説明は「SEED世代」の私には少々煩わしく感じますが、「兵器」としてMSをとらえる上では重要な観点だと思います。
さて、そんな微妙な地位を与えられた「カオス」がこれほど早く1/100化されたことは正直驚きました。しかし、『SEED』の「イージス」同様、初期に発売された可変MSとしての出来はかなり良いと思います。
まず、MS⇔MAの変形が差し替え無しで再現されていることは評価に値すると思います。ツノ(アンテナ)の変形まで再現されているのはすごいと思います。さらに、MS/MA共ににボリューム感も満点です。MA形態での保持力も、SEED1/100シリーズとしては一応合格点だと思います。
しかし、良い点ばかりではありません。当然欠点もあります。最も気になる点は、MS形態でバックパックとなる部分がとても外れやすいということです。これは素直に接着した方が良いです。ちなみに接着しても変形には支障ありません。後は、『SEED』の頃よりも若干値段が上がっているというところでしょうか。その分再現度は良いので、一概に悪いとは言えませんが。
考えてみれば1/100シリーズで連合側のMSはこの「カオス」だけですね。ザクシリーズに飽きてしまった方、机の上で対立構図がほしい方はぜひ購入してください。完成度は保証しますよ。