シナリオについての著者の考えは、他のレビュアーの皆さんが書かれたとおりなので置いといて、自分は著者の経歴自己紹介が面白かった。
・大学出たのにニートやって、撮影所の小道具係に潜り込んだが失敗ばかりで「クビ」になり、
・再びプータロー生活に戻って、
・「現場は向いてないけど、個人作業の脚本家なら・・・」とシナリオ教室に顔を出すが、一日で挫折(笑)
・フラフラしながら「にっかつ」の脚本家募集を知り、一日でショートシナリオを書き上げ応募、
・面接で落ちたが、「プロット書きでもしない?」と言われたのが縁で脚本家へ・・・
という、かなりいい加減な(笑)経歴です。
(ただし、脚本家だから(?)全部真実とは限らないが(^^♪)
今日、テレビがつまらない原因に、『テレビが一流企業になったため』、と多くの評者に挙げてます。
一流企業は、一見優秀な一流エリートが入社するが、彼らエリートは自己保身には抜群の能力を発揮するものの、新しいものを産み出す能力に乏しく、新しい時代への対応力に欠けるという。
いわゆる大企業病って奴で、SONYとか自動車の米GMとか画期的企業だったのがだんだん動きがにぶくなるアレですよ。
昔のテレビは映画干されたダメスタッフが集まる所だったので、映画を見返してやろう!!と、新しいことにどんどんチャレンジして、それが活力へと繋がっていった。
多少ダメな人生の方が、人間の弱さ、愚かさが見え、現実世界の悲喜劇に迫れるものなのかも知れない。
また、守る地位も捨てるプライドも無いから、批評を恐れず新しい挑戦に飛び込んでいけるものかも知れない。
著者以上にダメ人間の自分も、「何か出来るかもしれない・・」と、ちょっとだけ勇気をもらいました。
最後の方に、ギャラや印税についても具体的金額で解説してます。現実的な話ですが、プロを目指してる方には参考になりますよ。