出版社/著者からの内容紹介
Tシャツイラスト・デザインを手がけたタナカカツキは、7シーズン「連載」したTシャツを「挿画」ならぬ「挿T」としてゼロ円で提供。サイト上でのTシャツキャプション、各種テキスト要素を担当してきたコグこと胡口桂子は、これまたなんの暑苦しさか7シーズンすべてのTシャツ解説を本書のために書き下ろし。はては「これからTシャツ作りたい人のために…」と暴~~言をはき、Tシャツ実制作に異様に参考になりそうな、実写つき実売結果・感想★ランク付きプリント・仕様図鑑「Tシャツの技術ノート」まで、頼んでないのに付記。サイトの運営、実績、倫理・価値観という面では、GbMサイトプロデューサーであり、この秋実働しはじめた「黒松ブックス」の黒幕こと伊藤ガビンが「GbMインサイド・ヒストリー」と題した座談を、唇も厚~~く徹底司会進行。
どこをどうきっても、ちょっといい加減にしてほしい内容だったにも関わらず、挙げ句、アートディレクターの千原航は何を勘違いしたか、Tシャツカメラマンを「機械」であるところの「スキャナ」に任命。見たことないアホアホTシャツスキャン画像群は、これだけでも一見の価値ある稀グラフィック集としての代物と成り果てました。~
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
著者からのコメント
いつだったか、どこでだったか、今ではもう覚えていないのですけれども、もしかしたら伊藤ガビンさんはその後に、
「何クリームコロッケにする? なんでもいいんだよ? 何クリームコロッケがいいの…ん?…いってみな、何クリームコロッケなの」
と、続けたかもしれません。
「まぁ、俺は何ドナルドでもいいんだけどね」
も、忘れずに付け加えて。そのへんは生真面目でぬかりがありません。
はじめまして。
GbMというTシャツ屋で、ホームページの文を書いたり、今年はどんなTシャツ作ろっかね~~というようなことなどを、メールに書いてスタッフに送ったりする担当をしております、「コグ」こと、胡口桂子(こぐちけいこ)と申します。
さて、このとき、小銭がなかったのと、この歳で友人に無意味に何かをおごられるのもいいかもな、と思った私は、伊藤さんに蟹クリームコロッケ弁当をおごってもらいました。何クリームでもいいとのことでしたが、目の前には蟹クリームしかないわけです。選べるようでいて、とくに選べない。でもいいんです。もともと蟹は好きですから。
品川にある伊藤さんの事務所でモシャモシャと弁当を食べながら思いました。
GbMの本? え、待ってください待ってください。あのGbMってTシャツ屋なんですよ、伊藤さん。会社辞めてヒマしてた私が、漫画家のタナカカツキと始めた、1円も儲かっていないTシャツ屋なんですってば……伊藤さんも、お茶飲みますよね?…いや、いいです、私がやります……だから、あれですよ、店舗とかを借りたらお金かかるし、じゃあ、ネットなら店舗代いらないよね、ってことで、ネットで通販してるわけなんですけれども、えーと、いっときますけどね……あ、このコロッケ、蟹エキス濃い! うまいですよ、伊藤さん! ヒットヒット! しかも、人の金でこれ! さいこう!…えーとなんだっけ、そうそう、儲かってないんですよ。なんで儲かってないかっていったらば、あのですね、プリントとか刺繍とか特殊インクとか、そういうのメチャクチャやって、いろいろ遊びすぎて、気がついたら原価の計算してなかったんですね。でもだからって、バカ高い値段つけたら、それTシャツじゃないじゃないですか。Tシャツじゃなくて、高いTシャツでしょう。
そういうのどうかと思うんですよ。でもじゃあ、儲かるかっていったら、儲からないわけですけど……あれ、キュウリの浅漬け嫌いなんですか? え、好きだけど輪切りだと苦手? なんでですか!! かわってる! じゃ、私それ、いただいていいですね? ゥラッキーーーーーー!! キュウリ儲け! 胡瓜(きゅうり)の「きゅ」は胡口の「こ」ですよ!
このように、本の制作の始まりは、ウイットにかける四角四面な打ち合わせだったと記憶します。
Tシャツ屋なのに本。いったい何を? 布に字でも書いてあるのか? …つーか、それはロゴとかメッセージとかでしょ! それは見ます。よく見ます。Tシャツで何かを伝えるやつ。見る見る。見ますねぇ。今日も渋谷で見た女の子のTシャツに「娼婦」って書いてありましたもん。英語で。でも、この本ってそういうんじゃないんでしょ? そういういかにも意味ありげなメッセージとかじゃなく、文章なんでしょ? も~~~やだよ、伊藤さん! 文章書くのなんて面倒くさい! キーボードでネイルはげる! 椅子にアグラになっちゃう。 あと、胡座(あぐら)の「あぐ」は胡口の「こ」ですからね!
しかし、伊藤さんはこういいました。
「俺はどっちかっつーと、椅子には正座派だけどね。つーかあんた、GbMのサイトで異様に文ばっか書いてんじゃん。もうすでに、書いてんじゃん。書きすぎなんだよハゲ」
人をハゲとは何事ですか。うさんくさいよ、このオヤジ! 「うさんくさい」は「胡さんくさい」と書いて「胡散臭い」って、これ、意外と知らないですよね。分かりました書きましょう。そのかわり、文章は全部書き下ろし。ほぼ100パーに近い割合で書き下ろさせていただきます。
「え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」
私も伊藤さんもびっくりしたが、このときすでに最初の一行は書き出され始めていたかもしれません。弁当も食べ終わったし、やることがなかったのでちょうどよかったのです。
「ねえねえ、この絵、来年のGbMにどうかなぁ~」
隣の席では、昨夜自宅の風呂場でスキカル坊主にしたという日本兵ソックリの青年が、ヘビの目でバカバカしいイラストを描いていました。(まえがきより)
カバーの折り返し
全世界に拝金主義者を増殖させた76万部のベストセラー「サルのTシャツで1億円儲ける方法」へのアンサーTEXT!!!!!!!!!!!!!??。GbMは、非情な守銭奴の巣窟と化した現代社会に、シルクスクリーンで刷られたコットン100%の札束をバラ撒きならがら、ゼロ円家業のヒューマンリレーションを実践している!!!!!!!。これは"ワザと儲からない方法"から学~~ぶ、人間関係のケーススタディだっっ!!!!!!!。KGBもCIAもFBIもNPOもNHKもCNAもNTTもKFCも到達できなかった1円も儲からない構造改革、1円も儲からない規制改革、そして1円も儲からない経営革新....。本書は、Tシャツ1枚で絶叫した日本型成果主義への警告であるっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。
宇川直宏(京都造形芸術大学教授)~
著者について
71年、岩手県生まれ。編集・執筆業。a.k.a.コグ。
主に女性誌の編集・構成・ライティング仕事をしつつ、99年、オンラインTシャツショップ『GbM』を設立。数誌でのバカげたコラム連載の他、04年からは『コグのデジオ女学院』のパーソナリティも。単行本の編集は、03年『女子学生のための 仕事選びに迷ったとき、読む本』~~(学研・刊)等。~
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
71年、岩手県大船渡市生まれ。編集・執筆業。a.k.a.コグ。主に女性誌の編集・構成・ライティング仕事をしつつ、99年、オンラインTシャツショップ『GbM』を設立。数誌でのコラム連載の他、04年からは『コグのデジオ女学院』のパーソナリティも(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)