高校1年の時、たしかお正月映画として見たようなそうじゃなかったような時期はあいまいになってしまいました。遠い昔の我が青春の一本です。
だから、当然、評価は高くなります。シリーズの中での位置づけだの、作品のよしあしなど私には全く関係ありません。
時は、燃えよ!ドラゴン日本公開の翌年で、まだその興奮さめやらぬ時代の空気の中で、それで舞台が香港とかタイなのかなあとずうっと思っていましたが、メイキングを見ると、そういうことでもないのかなあという感じでした。
ルルが歌う主題歌はかなりセクシーです。ルルの声はセクシーです。歌詞もやばいです。映像は意味深です。オースティン・パワーズ・ゴールドメンバーは、ゴールドフィンガーと本作のパロディですよね。フクミとフクユみたいな女学生二人が、お色気ではなく空手で大活躍です。なぜかお相撲さんも出てきます。筋肉のはり具合からみても本物の力士だと思います。でも弱いです。締めているまわしで絞められます。
舞台は香港、マカオ、タイ、そして、映画の作中の設定として中国領内にまで入っていきます。それが、当時は地元の人しか知らなかったタイのプーケット島なのだそうです。確かにかなりきれいです。東洋的です。行ったことはありません。
そこにタイの大富豪ファット氏を殺して事業を引き継いだスカラマンガ氏の太陽エネルギー発電所?があるのです。目のつけどころがシャープです。今考えるとエコです。これで世界のエネルギー問題は解決するはずだったのですが、007はスカラマンガを殺してしまいます。
何故? それは、スカラマンガにお互い似たもの同士だと言われたからですよね? ちがいます? それにしてもフランシスコ・スカラマンガってすごい名前です。目が充血していないクリストファー・リーはかなり知的に見えます。実際、諜報部員だったとかです。ロード・オブ・ザ・リングではなんだか小さく白くなってましたが、この頃はまだ若いです。
ボンドガールは、二人ともスウェーデン出身だそうです。意味深です。モード・アダムスは、ローラーボールに出ていた時よりきれいです。ブリット・エクランドは、なんというか…顔が…顔が…、おもしろいです。
ボンドは、女性をよくビンタしますが、今回もビンタです。腕をひねりあげます。今これをやったら、ただのDV野郎です。でも、当時は男らしいです。だから泣きながらも女性は惹かれて行きます。シナリオライターの妄想が湯屋番のように暴走していきます。
そして、エンディング。実に、このためにブリット・エクランドの役名がつけられたのかという歌詞が、またまたセクシーなルルの歌声で美しい海を滑る帆船の映像に重なります。
勿論、次回私を愛したスパイでまたお会いしましょうというクレジットも意味深に終わるわけです。ううん。また見たい。