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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
女性への限りない讃歌,
By メカ沢 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: mamma まんま (単行本)
伴田良輔さん撮影の美しいおっぱい写真(乳房と、ときに乳房を支える手だけが写っている)と、写真にインスピレーションを得た谷川俊太郎さんによる35篇の短い詩からなる、 実に豪華な1冊。 お二方が、全力で、女性の体だけにある、丸くてやわらかい部分を愛で、賞賛し、 それがやがて、女性という存在そのものへの讃歌になり、 さらには、哺乳類としてのヒトが懐かしむ、温かい原初の記憶を呼び起こす。 日々の出来事に、すり切れ、疲れている人に、そっと手渡したくなるような詩写真集。 写真はここで引用できないので、マイベストの詩を挙げさせていただくと、 てきもみかたもなかった しにゆくへいしのこころをみたしたのは ただひとつ ちぶさのまぼろし (同書より)
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
谷川俊太郎と伴田良輔の競作による写真詩集,
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レビュー対象商品: mamma まんま (単行本)
まず最初に、女性の乳房だけを接写した伴田良輔のマニアックな写真集があり、そこからインスピレーションを得た谷川俊太郎が即興的に書きおろした35篇の短詩を添えて、あらためて一冊にまとめた写真詩集です。もうずいぶん昔に、堀口大學と岡本太郎のコラボレーションによる『乳房』という詩画集が出ていたことを思い出しながら、軽快にページをめくりました。どちらかというと、谷川俊太郎の詩作のなかでは余技に類するものですが、肩の力を抜いて、ひと息に書きあげた感じがいい。非常にわかりやすい、素直な三行詩となっている。これを読むと、谷川さんは、俳句や短歌といった短詩型を、あえて必要としていない詩人であることがわかる。 《ちぶさはつぐなう ちぶさはいやす ことばのおよばぬところで》 (Breasts atone./Breasts heal/where words cannot reach.) 全篇に、とても平易な英語訳が併記されている(川村・エリオット共訳)。きっと、高校生でも読めるはず。英語の勉強になりますね。 私が昨年たまたま読んだタゴール詩集『螢』の短詩のたたずまいと共通するものが感じられて、とても興味深かった。やさしい詩を書いて普通の人たちに届けたい、という国民的詩人の願いはひとつということかしら。 おっぱいの写真については、伴田良輔と嗜好を共有していない私などには、正直あんまりピンとこないけれど(スイマセン!)、こうして短い詩のことばが添えられているだけで、不思議な相乗効果がもたらされて、親しみが湧く。そこがおもしろいところです。
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