ドラマを全て見ていて、キャラクター設定や相関図もちゃんと頭に入っている…
という熱心なgleeks向けの、ライトな公式サービス本です。
シュー先生がグリー部の顧問に名乗りをあげる直前のお話で、
グリー部の構成部員はまだ、レイチェル・カート・メルセデス・アーティ・ティナの5人だけです。
ティナが実はアートの才能が豊かだったり、
カートは毎月1時間かけて洋服を買いに行き、ターコイズブルーのものはなんでも買ってくるとか、
レイチェルのゲイの両親がちゃんと出てくるとか、ドラマでは描かれていない細かい設定が出てくるのは楽しいところ。
レイチェルが歌うシーンだけでなく、グリーの仲間5人全員で歌うシーンもちゃんと出てくるので、
ドラマを見慣れている人なら、歌う場面をgleeらしい映像に置き換えて楽しめると思います。
欠点は、公式なのに翻訳の文体と、ドラマの字幕や吹き替えのテイストで若干ズレがあり、
口調などがちょっと統一感に欠けるところでしょうか…
ドラマでは「ライマ」表記で統一されている地名が「リマ」になっていたり、違和感を覚えるところも。
ドラマにあわせたテンポでの意訳などを、もっと意識的に盛り込んで欲しかったと思います。
話自体は、まだみんなが最下層の負け組代表だった頃のザ・ビギニング話ということで、
さしたる盛り上がりもなく、小説自体の出来でいえば★★★(星みっつ)といったところですが、
この本ではじめて知った設定などもあり、ファンとしてオマケの★4つとしました。
巻末ポスターは表がフィンとレイチェル、裏がフィンとクインになっています。
全体のデザインからして、ティーン向け小説といった趣なので、年長者のファンは
ちょっととっつきにくいかもしれません。