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[新訳]戦争論
 
 

[新訳]戦争論 [新書]

クラウゼヴィッツ , 兵頭 二十八
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商品の説明

内容紹介

<軍司令官が、戦場で目の前の敵に勝つためには、ゆっくりと考えているだけの暇は与えられはしない。戦争指導者も、将軍も、常に不十分な時間内で、次々と決心をしていく他はないのだ。なぜなら、敵もこちらを出し抜こうとしてすでになんらかの行動を開始しているのであり、まごまごしていれば、わが陣営はとりかえしのつかぬ不利を喫するからだ>
<戦略には、「精神的要素」「物理的要素(有形の戦力、ことに異兵種の混合編成法)」「数学的要素(統計表化できる補給や補充)」が、いずれも分かち難く関与する。このうち精神的なものは物理的なものよりも大事である。剣でたとえれば物理的要素は柄の部分にすぎず、精神的要素こそが刃の部分である>……
「誰もが知っているが、なかなか読めなかった」古典の名著『戦争論』。そのエッセンスならびに、あらゆる組織における指導者の決断とリーダーシップの勘所を、わかりやすい新訳で現代の読者に提供。

内容(「BOOK」データベースより)

あらゆる組織における決断とリーダーシップの勘所を現代日本の「軍学者」が読み解く。稀代の戦略家が伝えたかった本音。わかりやすい新訳で読む古典の名著。

登録情報

  • 新書: 318ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/12/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569801536
  • ISBN-13: 978-4569801537
  • 発売日: 2011/12/8
  • 商品の寸法: 17.3 x 10.9 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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『戦争論』は,岩波文庫(上中下の3巻)で1300頁もの大書で,学生時代に『戦争論』にチャレンジしましたが,読めずに悔しい思いをした。時代背景もろくろく勉強せずに,『孫子』と同類のヨーロッパ版と思ったのがそもそもの間違いでした。
これを本書は,原書の章立てに従って兵頭二十八氏がエッセンスを抽出し,さらにそれに対して兵頭二十八氏が解説を挿入して,新書版の310頁に圧縮している。

本書は,文体の癖が強く,誤字も多いので読みづらかったが,それを補って余りある。若いころにこのような新訳が欲しかった。クラウゼヴィッツは「ナポレオンみたいな相手がいるときに,我がプロイセンはどうすべきか」を書いたのですが,それを『戦争論』というきわめて一般的な書名にしたのでわかり難くなっていたのだと思います。

特に印象に残ったのは,軍隊の最適サイズを論理と数値で多角的に説明している点。また,兵站(ロジスティクス)についても技術的制限と数値でその根拠を説明している点だ。本書で,やっと『戦争論』がどういう書だったのかが,わかった気になった。
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By 煌琳
兵頭なにがしという人の、個人的な解釈が読みにくい文体で続いている。訳書というならば、翻訳者個人の解釈は前面に出すべきでない。
解説書、というのなら、問題なかったと思う。

辛口。
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 本書前書きでも触れられているが、向学の志に燃える青年期、『戦争論』に取り掛かり、その難解さに読破するのをあきらめた人は、私も含めて少なくあるまい。

 そんな難読書の代表ともいえるクラウゼウィッツの『戦争論』を、稀代の軍学者である著者が、「イタコ」となって祖述したテキストが、本書『【新訳】戦争論』である。

 副題に「隣の隣国をどう斬り伏せるか」とあるように、本書は憂国の想いに燃えるプロイセン軍人であったクラウゼウィッツが、ナポレオン率いる当時の軍事先進大国であったフランスの在りようを考察・検討し、「いかにして弱小国が、近隣大国と戦って生き残るか?」の方法論を解き明かし、それを未来のプロイセン人に伝えようとした、戦闘指南書である。

 さて、それではなぜ平成の日本で、この『戦争論』なのか?

 なぜ、平成の軍学者が「イタコ」になってまで、本書を改めて今問うのか?

 その答えは、我々日本人が、置かれている地政と「今」を考えれば、言うまでもないであろう。

 この兵頭版『【新訳】戦争論』は、凡庸な学究の徒からすれば、嘲笑の対象にすらなりかねない「超訳の迷書」とされるかもしれない。

 しかし、市井の武人にとっては、国家間の戦争である「大の兵法」でも、個人間の闘争である「小の兵法」にも、その知恵と方法論を活かすことができる、最良の戦闘指南書となるであろう。

 同筆者執筆の、『【新訳】孫子』や『五輪書』と合わせての味読をおすすめしたい。
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