最初に書いておきますが、「すべてを明かそう」と言っておきながら、全てを明かしてはいません。なので暴露を期待されていた方にはいささか物足りないかもしれません。とはいえ、よく読むととんでもないことを書いていたりします。明らかにしにくい真実を、言葉をはぐらかしてほのめかすのは政治家の常套手段ですね。
前半は浜田の半生。「政界の暴れん坊」とあだ名のつく政治家の半生が面白くないわけがないのですが、その中で色々と自虐的な懺悔をしており、中には明らかに「本気で謝る気ないでしょ」という箇所もあり笑えます。
とはいえ、一番重要なのは終盤の、現・民主党政権と野党・自民党への評価、そしてこれからの日本に対する希望を語っている箇所でしょう。現在の政治家は「政治オタク」「政策オタク」ばかりだとバッサリ切り捨て、沖縄米軍基地や選挙制度に対するハマコーらしい、しかし現実的な解決・改善策を提示しています。
そして最後にハマコーらしい人生訓が登場します。これは実際に読んで確かめてみてください。80年生きたからこそ言える言葉かもしれません。もし自分が80歳まで生きたならば、同様の言葉を言えるような人生を送りたいと思います。