一応、ミステリ・・・いや、ミステリ風エンターテイメントか。
医者や看護婦がいきなり倒れ、女性の入院患者が死ぬ。そして患者の身体から有毒ガスが噴き出したと証言した看護婦は行方不明になり、死んだ患者の妹は名誉毀損だと騒ぎ出す。渦中の病院の医者と菌糸ハンターの女性が謎を追うが・・・
人体からの有毒発生ガス事態は、どちらかと云えば導入の為の謎で、あまり大したものではない。又、本筋は死んだ患者自身にまつわる謎、死んだ患者の関係者達に関わる謎の解明で、結局、殆ど無関係の二つの事件が死んだ女性を巡って螺旋の様に絡まっている・・・と云う感じか。だが、導入部に惹かれて読んだ方としては、何処かはぐらかされた感じだ。まあ、個性的なキャラ達の会話なども面白く、テンポが良くて退屈はしないので娯楽小説としてはそれなりに面白いが、ミステリを期待すると一寸・・・