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Xの螺旋 (徳間文庫)
 
 

Xの螺旋 (徳間文庫) [文庫]

柳原 慧
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

大学院を卒業後、恩師の微生物研究室で助手を勤めるようになり、四年が過ぎた。バイオベンチャーで新商品の開発に血道を上げるよりも、好きな研究をコツコツ続けていける道を、わたしは選んだ。研究者というのはやっかいな存在だ。一見常識的なふつうの人に思えても、裡に異界を抱えていたりする。一歩間違えば、世界にとっての脅威になり得る。もしも自分が手にした一本の試験管が、全人類を死に導くとしたらどうする?

内容(「BOOK」データベースより)

女性患者の体から毒ガスが発生。医療スタッフがバタバタと倒れていく中、主治医の剣持隆之は、患者の胸部に手を載せ、強く押す。が、ツンとした刺激臭に襲われるや否や、意識を失い…。微生物学者の森村菜々は、隆之の体内で蠢く危険な“何か”を明らかにしようと決意した。大切な友達が死ぬかもしれない―。不死の生物に研究者チームが迫る。「このミス」大賞受賞作家の書下しミステリ。科学探偵小説。

登録情報

  • 文庫: 293ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2011/7/1)
  • ISBN-10: 4198934053
  • ISBN-13: 978-4198934057
  • 発売日: 2011/7/1
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 744,754位 (本のベストセラーを見る)
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一応、ミステリ・・・いや、ミステリ風エンターテイメントか。
医者や看護婦がいきなり倒れ、女性の入院患者が死ぬ。そして患者の身体から有毒ガスが噴き出したと証言した看護婦は行方不明になり、死んだ患者の妹は名誉毀損だと騒ぎ出す。渦中の病院の医者と菌糸ハンターの女性が謎を追うが・・・
人体からの有毒発生ガス事態は、どちらかと云えば導入の為の謎で、あまり大したものではない。又、本筋は死んだ患者自身にまつわる謎、死んだ患者の関係者達に関わる謎の解明で、結局、殆ど無関係の二つの事件が死んだ女性を巡って螺旋の様に絡まっている・・・と云う感じか。だが、導入部に惹かれて読んだ方としては、何処かはぐらかされた感じだ。まあ、個性的なキャラ達の会話なども面白く、テンポが良くて退屈はしないので娯楽小説としてはそれなりに面白いが、ミステリを期待すると一寸・・・
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 コーヒーを拒絶するカフェインアレルギーの主人公が紅茶を飲むなど
細かな疑問点は多数存在する。筆者の専門知識はいかほどのものであろうか
と疑問に感じてしまう。例えるならばNatureに投稿しようとしているのに学研の
科学雑誌が十分理解できていないのではないか?と感じてしまう。
 故に専門的な目で見ると液状化現象が危惧される土地に家を建てようとしている
ので、他の方が言うようにサイエンスミステリーと銘打つには謎解きや話の展開
などに不満が残る。
 しかし掲載されている事象などはマニアックと呼べる重箱の隅に眠る情報ばかり。
且つ登場人物がしっかりと自分達の足で立っていることから、おそらく筆者の交遊関係?
に基づくキャラ設定がよかったのではないだろうか。アイデアなども彼らから提供されたのか、
内容的にも細かなネタが生き生きと現実感溢れる内容で描かれているので、
これは、その様な知人を持てる筆者の人間性の結晶ではないかと思われる。娯楽小説として
十分楽しめる作品だと思われる。
 唯一不満なのは主人公が友人の医師に喰われてしまっている事。もう少し主人公らしく描いて
ほしい。
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