先月末ザ・スニーカーが通算100号を迎えたそうで、その記念でスニーカー文庫で活躍されている作家の作品で文庫未収録の短編を集めた「S BLUE」と「S RED」が出まして、ライトノベル読みとしては両方買って読むのが筋なんでしょうけど、読んでいるシリーズが比較的多めに入っている「S BLUE」だけ読みました。
収録されているのは6編ですが、私の好みの都合で一部しか紹介と感想を書いてません。こちらで書いてない作品の紹介も見たい方は申し訳ありませんが他の方のレビューをご覧下さい。
まず最初に上げるのは文庫でも最初に掲載されている「魔法王国カストゥール 復讐の継承者(ファーラム)」です。
タイトルにも出ているファーラムという名前に、ソード・ワールドRPGをご存じの方ならピンと来るでしょうけど、この話はソード・ワールドの舞台となる新王国時代より遙か昔、古代に栄えた魔法王国カストゥール最後の王ファーラムが主人公です。
正確に言うとこの話の時点ではまだ王ではありませんが、魔法王国カストゥールが舞台であることには違い有りませんからソード・ワールドファンなら垂涎ものですし、つい数ヶ月前までドラゴンマガジンで連載していた「魔法戦士リウイ」シリーズとも当然関わっていますから、そちらを読んでいるのならより一層理解が深まりますので一読することをお勧めします。
次に挙げるのは「涼宮ハルヒ劇場 ファンタジー編」で、こちらはザ・スニーカーに掲載された、SOS団がファンタジーの世界に迷い込んだという筋書きです。
本編の文庫を読んでいるなら想像は付くと思いますが、あのハルヒがテレビゲームのRPGのように順序よくストーリーを進めていくわけがなく、お約束とかフラグとかはまるっきり無視してのゴーイングマイウェイぶりを見せてくれます。
その次「裏薔薇のマリア エピソード0 百号記念バージョン」は「薔薇のマリア」の舞台を現代の学園に置き換えたスペシャルバージョンです。
何しろ「薔薇のマリア」はアクの強いキャラが多いですから、それが1つの学校の1つのクラスに集められれば学級崩壊なんてありきたりな言葉では表現しきれないほどの化学反応、混沌ぶりです。あと敢えて付け足すと、学園バージョンでもユリカは最強でした(笑)。
……という具合で前3編しか書いてませんが、6編のうち最低半分興味がありましたら買って損はないと思うくらい、ボリュームのある作品が揃っていると最後に書いておきます。