今や数多くあるシュタインズゲートのスピンオフ作品の中でも
屈指の完成度の高さを誇る作品だと思います。私的にはno.1です。
最初からクライマックス、目頭が熱くなります。
原作ライターの林氏がもう1人の主人公とする紅莉栖の視点で描かれる本作ですが
原作&アニメと同じあのプロローグから始まります。ただしアニメより一歩深いシーン(原作ではラストに近いシーン)に踏み込んでおり、
ここが現時点でのアニメ視聴者にはネタバレとなってしまう部分なので注意です。
内容的には紅莉栖の一言一言がどういう心境から発せられたものなのか非常に丁寧に描写されており、
当然、紅莉栖がラボに訪れた理由、経緯なども完璧に補完されています。
そして見所は紅莉栖からオカリンという人物がどう映り、何を感じているのかでしょう。
ここに「とある要素」が絡んできますのでその意味でもアニメのラスト視聴後orトゥルーエンド体験者推奨です。
オカリンが常に纏っている白衣、これを象徴的に上手く生かしているなと思いました。
原作はオカリン視点で話は進みますので自然とオカリンに感情移入すると思うのですが
この小説での客観的に見たオカリンというのもまた想像以上にくるものがありました。
そこに紅莉栖の心情が付け加えられ、更に原作プレイ時のオカリンの心境を重ねるともう何とも言えない感情となりました。
そういった意味でも非常に贅沢な楽しみ方ができる一作です。お勧めです。