人は誰しも自分とは違う世界に憧れます。それと同時に恐怖も抱きます。
決められたレールを歩くのはイヤでも、世間から道を踏み外す勇気と自信がない人も少なくないはずです。
私自身もそうです。
だからこそ、主人公の佳奈子に感情移入ができました。
今まで優等生の世界しか知らなかった佳奈子が、不良と呼ばれる人種と協力し合っていくことで、視野が広がっていきます。
世間の価値観で物事を判断していたのから、自分の意志で判断するようになっていきます。
冒険の後でも、佳奈子が優等生であることには変わりありません。
でも、それは佳奈子の意志で選んだことです。
一つの世界しか知らないでいた人生と、複数の世界から選んだ人生とは、自分への納得度が違います。
自分では中々経験できない世界を疑似体験できます。