このシリーズ、表紙のイラストそのままの内気な少女が実は恐ろしい「姫神」の依り代だったというお話で、その落差の大きさに驚きながらも、少しずつ見せる少女の成長ぶりが見所と言えます。第四巻となって、いよいよお話の概要が明らかになってきました。
書名にも入っている「世界遺産」という言葉は前巻当りから出てきたのかな?正直言って違和感があったのですが、読んでみるとその辺が「普通と違う荻原ワールド」の真骨頂なのだと分かって来ます。荻原氏は主人公の少女「泉水子」が巻き込まれた世界遺産選定騒動を通して、彼女の身に降りかかる過酷な運命を描こうとしているようです。
姫神の口から語られる驚くべき事実から、人類の命運を握る泉水子の未来が見えてくる・・・その衝撃の「真実」に唖然です・・・。
現代の学園生活がメインなのでライトノベル風の感触?特別「深い」描写は無いのですが、少女から女性へと変りゆく泉水子の恋模様も絡めて、登場人物それぞれの立ち位置が微妙に変わって行く所も面白い。姫神と泉水子の変貌振りなど、目が離せない展開が続く第四巻です。次の第五巻が大詰めになり・・・完結は六巻位かな?