一昨年のトニー賞受賞。NYで昨年の大震災で足止めを食ったときに、不安な気持ちを抱えてみたら、歌とダンスの迫力に力づけられた思い出があったので、購入しました。
ストーリーは黒人ロック音楽を人種差別の厳しかった1950年代のメンフィスで、広げようとするラジオDJ、ロック音楽バーの歌姫との恋を軸にして進みますが、冒頭から歌の迫力がすごく、また途中でTVに出演するようになったときのダンスも迫力の一言です。ストーリーに深刻さが足りないとの評はあった感じがしますが、当時の人種差別について知らない日本人にはむしろ良いのかもしれません。その意味で、人種差別がいつか解消されることを願って、一幕の終了に「Jesus」と神に祈るように歌いかけるときの長さも素晴らしい。画面では舞台で実際に見るときの迫力には及ばないとは思いますが、歌詞が当然訳つきなので内容がわかるのが有難いところです。
もしこの作品を見て、興味を持ったら、是非NYに行かれて、実際の舞台を見てください。最後のコンサートの場面では、総立ちのスタンディング・オベーションになりましたが、良かった、歌とダンスに力を与えてもらった、というのが実感できる舞台です。その意味(NYへ見に行く前の予習)としても、お勧めです。