44マグナムの1st 2nd 3rd アルバムが濃縮された全盛期ライブです。特にボーカルのポールに勢いがあり絶好調です。今となってはちょっと恥ずかしいMCがあったりしますが(笑)、声も音程もしっかりしていますし、あおりもうまくはまっていて、スタジオ版を超えた存在感でライブ会場を完全に制圧してます。バンドの演奏としては、あまりうまいとは言えませんが、ライブ版としての雰囲気や演奏の熱さが伝わり、逆にライブっぽくてよいです。
ジミーのキターはレコード?どおりには弾いてないところ多数ですが、逆にかっこいいところもあったりします。特に、3曲目のLOVING YOU のバッキングなんかは、スタジオ版で聞こえるものとは違いますが、これはこれでかっこいいですし、代表曲である7曲目のSTREET ROCK'N ROLLER も所々でバッキングのコードを少し変えたりして、かっこいいです。あと、ジャケに写っているギターも以前のトレードマークのフライングV系ではなく、ストラト系になっていますが、音の方も、マーシャルアンプから出ているような乾いた音になっていて、なかなかいい音を出しています。
今回の再発では、ボーナストラックが一つのウリだと思いますが、特に15曲目のI JUST CAN'T TAKE ANYMORE が入っているのはいいですね。ジミーもこの曲のギターソロは気に入っているのか、スタジオ版のソロを維持した雰囲気で弾いています。もちろん、同じではありませんが(笑)。ただ、ボーナストラックを入れすぎたためか、1枚の収録が長くなってしまい、なかなか聴き切ることが難しくなってしまったことと、曲順などが実際のライブと違うのか、曲の切れ目がフェードアウトで終わっていることが多く、特にアルバムの後半になって、いつ頃から終盤でアンコールなのかが簡単にはわからないあたりがライブの雰囲気を削いでしまっている感はあります。がまとまったライブ盤が無い彼らですから、ライブと言えば本作ということになると思います。