ジャケ買いしてみたものの、微妙だった。スリルも、ショックも、サスペンスとしても呆気ない。絵柄のライトさも手伝って、正直恐さなんか感じなかった。
古びた裁判所。七つの大罪になぞらえて集められた主人公を含めた9人の人物。多数決によって自分たちで生贄(殺される人間)を決めてゆく。最終的に生き残れるのは4人。果たして誰が生き残るのか?というのが大筋。
非常に魅力的な舞台でありながら、どうもありがち感は拭えない。「LIAR GAME」的な雰囲気がプンプンする。
動物の被り物のインパクトは最初だけ。ビデオでの指示や案内役のぬいぐるみも既視感満載の導入。七つの大罪を罪人に当てはめた意図、なのに9人も集められた意図、4人が生き残れるという意図、という数字的な疑問。加えて罪人たちのキャラの弱さそして、罪人たるエピソードの弱さ。早くも見えてしまった裁判の背景にある裏社交界的な存在に、物語の大オチも見え隠れ。
色々引っかかる点も多いので、釣られて入り込んでいくも、たいした仕掛けは待ってないという印象。至るところで拍子抜けだった。
結局この巻では何も行われていないに等しいので、イマイチ盛り上がらないまま終わる。が、始まってもいないという意味では、まだ完全につまらないとも言い切れない。本当に4人生き残って終わりではないだろうし、どこまで広がるかも分からない。むしろJUDGE自体のルールの崩壊後に期待。