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IFRSの会計 「国際会計基準」の潮流を読む (光文社新書)
 
 

IFRSの会計 「国際会計基準」の潮流を読む (光文社新書) [新書]

深見浩一郎
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◎ 概 要
基準を制する者が世界を制する----。
現在、会計のボーダーレス化が世界で進んでいる。
現代の企業会計の問題とは? EU・アメリカの思惑とは? 日本の選択肢とは?
舞台裏の駆け引きを追いながら、会計グローバリゼーションの現状を明らかにする。

◎ 内 容
これまで会計というのは、国ごとにひとつだ、ひとつでなければならない、というのが会計の世界では常識とされてきました。
しかし現在、会計における常識の転換、いわゆるパラダイム・シフトが進行しています。
この会計のパラダイム・シフトは、会計のボーダーレス化、すなわち会計のグローバリゼーションの流れを示しています。
本書では、今後、会計の何がどう変わるのか、それはどうしてそうなのか、
一般常識のレベルから見て、そのパラダイム・シフトはどのように説明できるのか、
企業会計の問題点に言及しながら、会計グローバリゼーションの現状を明らかにします。

◎ 目 次
はじめに
第 1 章 いま、会計の世界で起こっていること
第 2 章 IFRSの胎動
第 3 章 現代会計の祖----FASB
第 4 章 FASBのつまずき
第 5 章 敵失で台頭する英国会計基準
第 6 章 IFRSの会計
第 7 章 チャレンジャーとしての日本
おわりに

◎ 著者プロフィール
深見浩一郎(ふかみこういちろう)
1956年生まれ。東京都出身。公認会計士・税理士。
大手都市銀行、大手国内監査法人、外資系コンサルティング会社を経て、2001年に独立。
現在、深見公認会計士事務所代表、株式会社ERC代表取締役。
監査法人および経営コンサルティング会社において、
経営戦略実行のための財務会計・管理会計情報システム、「企業統治」のための内部統制システムの導入に関与し、
現在、IFRS後の新たな連結会計、連結管理会計のあり方をコンセプトに活動中。

内容(「BOOK」データベースより)

EUとアメリカの思惑とは?日本の選択肢とは?「日本再生」の鍵。「基準を制する者が世界を制する」舞台裏の駆け引き。今後、会計の何がどう変わるのか、それはどうしてそうなのか、一般常識のレベルから見て、そのパラダイムシフトはどのように説明できるのか、現代の企業会計の特徴と問題点に言及しながら、会計グローバリゼーションの現状を明らかにする。

登録情報

  • 新書: 276ページ
  • 出版社: 光文社 (2012/1/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334036635
  • ISBN-13: 978-4334036638
  • 発売日: 2012/1/17
  • 商品の寸法: 18.1 x 10.9 x 1.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
「世界基準は、理論だけで決まるわけではありません。それは会計も同じです。少しでも自国にとって有利なものとする。それには基準開発にあたって開発者サイドで積極的にかかわることが最善の手段です」。

IFRS(国際会計基準)が作られてきた経緯や背景、そして各国の思惑や考え方について説明した本。IFRS自体の個別の会計処理方法の特徴についても適時述べられてはいるが、既存の日本の会計方式と科目別に細かく比較解説することを目的とした本ではない。著者は公認会計士・税理士。

現在のIFRSは完成形ではなく現在進行形。そして現在その思想の基本には「最高規範」に基づく英国式の考え方がある。元々アメリカは自国基準を国際基準とすることを目指していたが、エンロン事件など数々の会計上の不祥事によって米国基準が世界的な信頼を失ってゆく。限界に突き当たった細則主義に替わり、英国流の原則主義が台頭する。国際会計基準についての議論の底流には、このような文化、伝統、国益に基づく綱引きがあると説明されている。

一方、日本はどちらかというとこのような国際的な駆け引きに振り回されることが多かったようだ。会社法や税法との整合性の問題もある。マルチスタンダード化が進む中で、現在利用されている会計基準だけでも以下のとおりになっている。
・IFRS
・日本基準(ASBJ)
・中小企業会計指針(中小企業庁)
・簡易版中小企業会計指針(非上場企業の会計基準に関する懇談会)
・企業会計原則

グローバリゼーションが進む世界。英国とEU、米国、が覇権を争う会計の国際基準に対する議論の中で、日本もその潮流には合わせながらも筋の通った主張を行い、適切な役割を果たしてゆくことを著者は提唱している。

尚、特に指定はないものの、本書はどちらかというと会計についていくらか基礎的な知識を持っている人向けではないかと思う。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By arakatu
本書の題名は「IFRSの会計」となっていますが、むしろ「国際会計史の流れをつかむ」のような名前のほうが良かったかもしれません。
IFRSの会計をテクニカルに分析し解説する本ではなくて、そもそもなぜIFRSの会計といったものが必要とされるにいたったのか、その歴史や政治的せめぎあいが解説された本です。語り口は堅めですが、会計の素人の私でも大部分は理解できました。ただ入門書も読んだことのない全くの素人だと厳しいとは思います。

IFRSは絶え間のない改訂作業の中にあるそうです。だから、IFRSをわかりやすく解説している本もあくまで「現在のIFRS」が説明されているだけだと著者はいいます。
本書を読んで国際会計の大まかな流れや方向性をつかんでおけば、これから改訂が行われてもあわてずに対応できるようになるのではないでしょうか。
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