ボーカロイドを扱う雑誌は増えているけど、その中には
「流行っているらしいから乗ってみた」
という態度が見え見えな雑誌も時々見受けられる。
その中この雑誌「ゲッカヨ」(月刊歌謡曲)はいたって真摯。
どの位真摯かというとこの別冊で「本誌でボーカロイドを扱うスタンス」に敢えて1ページ裂くほどである。
そして編集長がtwitterやボーカロイドのSNSを通し、
Pたちや聞き手たちといかんなく話をしまくるほどである。
内容も非常に濃く、ぱっと見てわかるほどの薄さからは想像もつかないほど多い。
目だって売れているミーハーな視点から少し外れた「分かってる人選」のインタビュー、
単にボーカロイドの扱い方にとどまらず、ボーカロイドを利用した作曲、
そこから派生する「歌ってみた」「演奏してみた」まで実際に編集部がやってみるという正面からのぶつかり合い。
そして関連する企業へのインタビューにおいても本当にボーカロイド文化がひよこだったころからがんばってきた企業へのアプローチをしている。
ボーカロイドだけでなく同じく歌うソフトであるUTAUについても触れている。
それだけでも「ボーカロイド文化」の全容を語る本として価値があるのに、
さらにゲッカヨの本業である楽譜/コード譜についても70曲も掲載している。
ここまでいくともはや「後光が差す」と言ってよい内容であろう。
ボカロブームの尻馬に乗ろうとか考えてる雑誌社はぜひゲッカヨを見習ってほしい。