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GF(ガールズファイト)
 
 

GF(ガールズファイト) [単行本]

久保寺 健彦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

若い女性がそれぞれの世界で頑張る姿を描いた連作集。落ち目のアイドルがかつての栄光を取り戻すべく一発逆転の大勝負に出る。果たして復活できるのか?(キャッチライト)、白バイ隊員になりたかったが背が伸びず断念した私だが、バイク乗りへの情熱は冷めてなかった(ペガサスの翼)など、面白い5編を収録。

内容(「BOOK」データベースより)

和美は走っていた。夜の赤坂を走っていた。過去の栄光を取り戻すため。いや、これからの人生を光り輝かせるために。―15歳でデビュー。一躍人気アイドルの座をつかみ、あっという間にその座から転げ落ちた和美が仕掛けた一世一代の大勝負とは。5人の女性の戦いの物語から、目が離せない。

登録情報

  • 単行本: 192ページ
  • 出版社: 双葉社 (2011/7/20)
  • ISBN-10: 4575237345
  • ISBN-13: 978-4575237344
  • 発売日: 2011/7/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 684,632位 (本のベストセラーを見る)
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久保寺氏の作品は、(実際に使われるかは置いて)テレビドラマ脚本の意識があると思う。
まずは、シチュエーションの切り出しが絶妙で、どこかオチも強引な、幅広い意味で暴力的なところは
デビュー以降の筆者らしいテイストだ。

器用すぎてコンパクトにまとまりすぎているという感じもあって、
筆者の思いがわからないというところもなくはないどころかしょっちゅうだけれど、
言い切るつもりもないけれど、シンプルに言えば、
「まさかこんなオチで、こんなにスカッとした読後感が得られるとは!」という気分を読者に抱かせること、
そこに筆者の楽しみというか、書く理由があるのかな、と思う。

こんなふうに小品オムニバスだと、作品の数だけ「スカッとする」わけで、
彼は本当に、アイデアは生ものだ、だからすぐ書かなきゃと思っているんだろうなぁ。
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 タイトル通り、女性たちが「戦う」5つの短編が収録されています。しかも、どの女性たちもその戦う理由、戦う場所、年代が全て違っています。全ての話でそれぞれ違う題材が選択されているため、女性たちのバトル・ステージが毎回変わり読者を飽きさせません。

 また一話一話にきちんと趣向が凝らされており、コンパクトでありながら密度の高い物語ばかりです。そしてエログロ的なものも少なく(能天気というほど軽くもないけれど)、最後にはきちんとハッピーエンドを迎えるのも魅力ですね。

 強いて難を言えば、先述した通り一話一話の完成度が高い分、構築的に過ぎるということでしょうか。毎回違った題材を選び、その中で「戦う女性」の姿を描き、そしてひねりを加えて読者を飽きさせないようにする――。実を言えば、それだけなら、別に小説でなくてもいいわけです。何人かがスタッフとして集まれば、その程度のテレビドラマはいくらでも量産できることでしょう。

 この短編集を書くにあたり、作者の腹の底から湧いてきたテーマが何かあるのかも知れません。――あるのかも知れませんが、それがどの辺りにあるのかがよく分からないのです。一冊の本の中で、あまりにも多くの題材が構築的に手際よく配置されているため、その奥底に本来あったはずの作者の情念が伝わって来ないんですね。
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