ようやくの最終巻です。
メインストーリーの事件については、この7巻の半ばで決着がつきます。残りは、たっぷりエピローグに費やされています。おかげで「てるてる天神通り」で少し不満だった大団円の後の後日談の物足りなさは、こちらでは解消されています。さらにおまけ4コマの「ふぉーちゅん☆4コマ劇場!」がそのまた後日談、その上あとがきでも、もっと未来を予感させるカットがあり、読後の満腹感は半端じゃありません。まさにサービス満点です。
私はこの「FORTUNE ARTERIAL」は原作のゲームは未プレイです。結末に問題のあったらしいTVアニメ版も、早期に視聴から離脱していました。おまけにPS3のコンシューマ移植版は発売中止。そのためメディアの違いによる作品の比較は出来ませんが、このコミカライズ版は成功作ではないかと思っています。それは、全7巻を読み終えて、理屈なんかじゃなく単純に面白かったと感じたからです。
PCゲームからのコミカライズが多く発表される中、児玉樹先生のPCゲームからのコミカライズ作品である「Canvas2〜虹色のスケッチ〜」と本作は共にこの手の作品としては長期連載となっています。これは、両作共に良い作品であるとリアルタイムの読者に評価された証であると思います。
児玉樹先生の作品としては、「Canvas2〜虹色のスケッチ〜」「てるてる天神通り」に比べるとシリアス分が強くラブコメ要素が弱いのが残念でしたが、これは原作の色として仕方ないのでしょう。
次回作はオリジナルらしく、青春魔女っ娘ラブコメディ「マジ☆ばけ(仮)」だそうです。こちらも期待しています。