横書きの左綴じ本である。左から読み進めることを想定されている。にもかかわらず、この本は右から読んでも役に立つ。
内容は「かゆいところに届く孫の手」。ただし作業中に携える本ではない。
大抵、出版に至るまでには、あちこちの現場で各種ピンチヒッターが「次、何したらいいですか」と右往左往する編集・デザイナーを捕獲にかかる。この本で繰り返し図示されるワークフローは、「えー、私○○は専門外だからわかんなーい☆」と逃げるあの子にオススメしたい極上の出来。
いきなり現場に放り込まれて訳も分からないまま「考えて」行動した日々が(今まで「やくたいもないもの」として片づけられていた気配りが)順序よく系統立てられ、柱となり、小見出しとなり、テキストによる再評価を受けている。胸熱である。