このシリーズ全般に言えますが、超メジャー観光国でないと、海外の代表的なガイドブックの『Lonely Planet』などに比べると情報量ががつんと減ってしまい、割高感がとても残ってしまいます。残念ですが『ミャンマー(ビルマ)』も同様です。でも日本語のガイドブックではこれ以外はないので、英語を理解しない場合には、これを持っていくしかないかと思います。掲載されている各地もまた各地のホテルやレストラン、観光に必要な情報やトレッキングなどなどの情報も圧倒的に『ロンプラ』よりも少ないです。このシリーズの方が優れいてる点は、写真がついているところとカラーなところ、地図が見やすいところ。でも地図だったら今ならグーグルマップがあれば、いいような気も・・・。また『ロンプラ』はエシカル的な視点として、どうやって軍事政権下の国を責任をもって旅行するかといったトピックをカバーし、現政権とつながりが強い企業や航空会社を名指ししています。それを使うか使わないかは個人の選択です。が、一方このガイドは、そういったトピックは一切スルーです。国営航空会社の広告を掲載していますから、その点も考慮してのことでしょうか。一気にソフトランディングを始めそうなこの国の政局ですが、いまだ軍事政権であること、また過去の壮絶な少数民族への迫害や言論の自由の弾圧は明白です。そういった非人道的な政権に大してきちんとした態度を示す選択肢があることを明記すべきでしょう。民主化されていない国のガイドとしての役割を果たすなら、政治的局面の事実を避けては通るべきではないかと思います、ただ時系列の歴史の羅列だけでなく。このシリーズは往々にてその辺のトピックを正面から扱うことを避ける傾向にあるのが、残念です。