アニメでこの作品を知り、毎週楽しく見ておりました。
先日アニメ版も無事終わり、面白い作品だったなあと思い、評判のよい漫画版もすぐにまとめて買ってみました。
まず特筆すべきは、作者が非常に美麗な絵を描かれることです。
陰影の使い方が巧みで、作品の神秘的な雰囲気をここまで漫画化できるものかと感心します。
それから、私はヒロインの見崎鳴がかなり気に入っていたのですが、アニメ版が「かわいい」のに対し漫画版は「美しい」。
いわゆる「萌え」の要素もなく、漫画を読まない方でも素直に楽しめる内容だと感じました。
それから、アニメから入った人間としては、事件の結末までの真相や決着の展開の仕方が鮮やかで流れるようで、よくもまあこんなに綺麗に整理されたものだと驚かされます。
アニメでは省かれた内容もかなり多く、特に九官鳥の台詞の意味はそういうことだったのか、と思わず心を打たれました。
どうしてこんなにいいエピソードをアニメでは削ったのか、と漫画版を読んだ後だと思います。
また、漫画版は鳴の事件解決に対する意思や、他の生徒に対する感情もよく描写されていることも高評価の理由です。
アニメ版はいい作品ではあるものの、少しもやもやが残った部分もあったのですが、漫画版を読むと「another見終わったー!」という爽快な読後感がありました。
アニメ版の絵が好きな方は少し抵抗があるかもしれませんが、絶対に読んで後悔はしないと思います。
私にとって、漫画版はanotherという作品の「解決編」ともいうべき、欠くことのできない作品になりました。