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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今回も大どんでん返しが凄いです,
By ヤマシン "ヤマシン" (福岡) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Another(下) (角川文庫) (文庫)
上巻のほうには、レビューが付いていましたが、下巻の方にはまだどなたも書かれていないようなので、今回書いてみました。内容に関しては、1月からのアニメ化、夏に実写映画化が決定している作品なので、ネタバレ的なことを書くのは控えたいと思いますが、今回も前回同様導入部から始まります。 (上巻と下巻の前半部と長い導入部ですが、これが後にまるでパズルみたいに組合されていく感覚といったら凄く読み応えが有り、この辺が綾辻先生の凄い所だと思います) 中盤以降で、一気にこの『another』という作品は展開が速くなっていくのですが、それ以降の流れは正に怒涛の展開でした。 解決策等を知ってからの恒一や鳴(特に、鳴ですが)の苦悩という物は見ていて凄く居た堪れない気持ちになりましたが、最後の恒一の独白に有ったように、自分達にはこれからも未来があるというのが救いだったと思います。 う・・・ん。でも、不満というわけではありませんが、鳴が死者を見分ける事ができた要因となった義眼の設定についてだけは、ちょっと「あれ?」って思ってしまいました(設定がホラー色が強いだけに、これもありだとは思いますが^^;)
5つ星のうち 5.0
アニメを見て購入。,
By J子 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Another(下) (角川文庫) (文庫)
上巻に比べて、面白いほど展開が早くなります。色々なことが明らかにされていく早さは魅力的で、 一気に読んでしまいました。 全て読んでみて感じられるのは、 Anotherはやっぱりホラーだな、というコトでした。 綾辻のホラー作品「殺人鬼」に近い感じがしました。 確かに、顛末として残る問題が多く、 鳴の義眼についての不思議な力も唐突な感じで、 すっきりと収まらない作品ではありますから、 綾辻を本格ミステリとして愛好する人には、 不満ではないかと思います。 でも、私はそれはそれで良いのではないかと思います。 だって、この作品はホラーだから! ホラーのオマケにミステリがちょこっとついていて、 「あ!また綾辻にこんなトコで騙されたッ!」 そんな感じが好きなのですから。 (殺人鬼ぶり…) ただのホラーで終わらないところが、 綾辻のミステリ愛好者として、大好きです。 その期待を裏切らない作品でした。
5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人の死を期待する街,
By まるも (奈良県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Another(下) (角川文庫) (文庫)
本作中では人の死が淡々と語られ、死に対する恐れや悲しみがあまり感られなかった。数多くの死者を出している学校が閉鎖されていないことにも違和感があり、読了後の感想は それなりのホラー譚というものだった。 しかし、読了後、本作の本当の怖さは、死者を出す学校が存続していること自体だと思うようになった。 死者を出さない為に「存在しないクラスメート」を申し合わせしても、そのこと自体がある意味「殺人」を演出しているように思える。 この学校は毎年、さまざまな方法で「死者」を出しているのである。 奇怪な現象として人の死があるのではなく、街の住人全員が狂った殺人者だと考えたらどうか。 街の住人全員が、「人の死」を期待しているのではないか。「殺人」を絶やさないために、住人全員が、殺人者、あるいはその予備軍となって、誰かの死を楽しんでいるのではないのか。 死因が一見事故のように見えても、実は、街のだれかが殺人者となって、事故のように見せているのではないのか。「死」を絶やさないためには自殺も厭わないのではないか。 本作中では記述されていないところで、ごく日常的な風景の中で、住人どうしが殺人について会話していることを想像すると、ぞっとした。 この街の住人たちは、全員で「人の死」「殺人」を楽しむための舞台として、狂気の中でこの学校を存続させているのである。
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