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Another(上) (角川文庫)
 
 

Another(上) (角川文庫) [文庫]

綾辻 行人
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商品の説明

内容紹介

1998年春、夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの空気に違和感を覚える。そんな中で起こり始める、恐るべき死の連鎖! 名手・綾辻行人の新たな代表作となった本格ホラー。

内容(「BOOK」データベースより)

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。

登録情報

  • 文庫: 402ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/11/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041000017
  • ISBN-13: 978-4041000014
  • 発売日: 2011/11/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 2,644位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ホラーの皮を被った本格。, 2012/3/22
レビュー対象商品: Another(上) (角川文庫) (文庫)
 一見滑らかな手触りに時々混じる軽い引っ掛かり、それらの間に適切に線が引けたならば、作者の仕掛けが見抜けるはずだ。ところがどの点とどの点を結べばよいのか分からないし、そもそも引っ掛かりそのものに気付けない。そして案の定騙される。良質の“謎”とはそのようなものであり、本書にはそれがある。「綾辻行人の新たな代表作」という表現は正しい。
 その上、この物語は一見超自然現象を全面的に扱ったホラーに見えて、その実純粋な本格推理小説である。ただし、「犯人は誰か?」ではなく、「死人は誰か?」という謎解きの。
 
===以下、ネタバレはしないものの、核心部分にふれる発言があることを明記しておく===

その謎解きの方向を指し示すのは見崎鳴の左目の「特殊能力」であるが、しかし指し示された方向の正しさを裏付けるのはあくまで提示済みの材料によってなされる「論理的推論」なのである。そして見崎鳴の「特殊能力」にしても、鳴によって述べられるのみであり、決して実在的に扱われているわけではない。また、クラスに起こる「呪い」に対して、最終的にはいかなる超自然的な解釈も与えられてはいない。もっとも、合理的な解釈も与えられてはいないのだが。しかしそのことによって、「すべては単なる偶然である」という「合理的な」視点に立つことは可能だ。主人公も語る通り、「忘れる」ということは日常にも良くあることだ。ならばつまり、少なくとも「謎解き」そのものは合理的かつ論理的である。この物語における超自然とは、「死者が生きている(何という語義矛盾! しかもこの語義矛盾は、作中で言及される社会学の名著、リースマン『孤独な群衆』というタイトルの語義矛盾と呼応するのだ)」という、必要最小限の設定にしか存在しない。
 さて、死者はやがて忘れ去られるものであるが、ここでは死者の「死んでいること」が忘れ去られる。「「忘れ去られるべき人物であるということ」が忘れ去られている人物」、それが誰であるのか、というのが本書の核心である。だが一方で、死者の条件が「忘れ去られる」ということであるならば、そのことそのものが忘れ去られている人物とは、前提条件を満たしていないのであるからもはや「死者」ではない。ならば「生者」である。すると実は本書では「死者」という設定すら決して超自然的な内容で扱われているわけではないことに気づく。物語中の「死者」は、たとえばゾンビのようないかにも的な行動をするわけではない。むしろ死者らしい振る舞いを何もしない。と言って気付くのだ、「死者らしい振る舞い」という発言そのものがまた語義矛盾である、と。ともかく、死者らしくない死者は死者とは言えず、従って「死者は誰か」という問いは「生者は誰か?」へ置き換えられるのであったが、それに当て填るのは登場人物すべてである。だが、作者が物語に秘かに忍び込ませた「矢印」はある人物を明確に指し示している。超自然は最終的にすべて霧消し、残るのはその矢印のみである。これが「純粋な」本格推理でなくて何であろうか。
 しかも実に面白いのだ!
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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 面白かったです, 2011/12/7
レビュー対象商品: Another(上) (角川文庫) (文庫)
とは言え、私の中では綾辻=本格推理の人であるから、オチを読んだ時、えっと思ったのも事実。
謎はそこなの、と言うか
解明はそこだけなの、と言うか。
いっそ徹頭徹尾オカルト&ホラーで押していっても良かった気がしました…

上下巻ですが、上巻半分は退屈でしたね。雰囲気出してるだけで、話が進まん進まん。主人公が他の人の話聞かず、自分のしたいようにするからなんだけど。(笑)

ただ下巻のノンストップ感は面白かったー!どうなるのどうなるのー!、と一気に読み終えられました。
楽しかったです。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 綾辻節顕在, 2011/12/2
レビュー対象商品: Another(上) (角川文庫) (文庫)
途中まで読んでいると、何となく奥さんの小野不由美の著作「魔性の子」みたいだなあ、とも思った。
学園ホラーを二人とも書くとは、やはり夫婦だなあ、とw

もちろんそれだけで終わらず、惨劇の描写に「殺人鬼」シリーズのエグさの片鱗があったり、
終盤まで読むといつもながらの「仕掛け」が施されていて、また「騙された〜」となる。

「館」シリーズの叙述トリック、「殺人鬼」シリーズのホラーが好きな方には合うと思う。
また、アニメ化が決定しているが、
よくアニメ化されるラノベのファンの人にも比較的読み易い文体で勧められる。
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