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<性>のミステリ- (講談社現代新書)
 
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<性>のミステリ- (講談社現代新書) [新書]

伏見 憲明
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

【「男」とは何か?「女」とは何か?】
本当にこの世には「男」と「女」しかいないのだろうか。これまで見てきたように、「男」らしさや「女」らしさというのは相対的で、「男」だからこれこれこういう行動をとるということもないし、「女」だからといって皆、同じしぐさをし、似たような思考をするということもない。ジェンダーは社会・文化によって設定されるコードであり、性差とイメージされているもののほとんどは、セックスにその根拠を持っていない。(中略)
人間の性役割や思考型、能力が、生物的な要素による影響を受けていることをまったく否定できないにしろ、セックス差よりはジェンダー差の方が大きいことは言い得るのではないか。さらに、ジェンダーの内面化の度合いも個人個人によって偏差が生じる。行動や表現の傾向を規定するのは、個性による部分も大きいのだ。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

女でありたい男、男でありたい女。男が好きな男、女が好きな女。あなたの内側にも広がる「性の迷宮」とは?推理じたてで常識的二元論をくつがえす異色作。

登録情報

  • 新書: 212ページ
  • 出版社: 講談社 (1997/3/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061493493
  • ISBN-13: 978-4061493490
  • 発売日: 1997/3/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 354,756位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
トランスジェンダー、トランスセクシュアル、トランスベスタイトなどに関する基本的知識を得るのに適した書物である。著者は人間個人の既定の仕方を、セックス、ジェンダー、性自認、性志向のそれぞれにわけて考えている。これでいけば私個人は、生物学的なセックスは男、社会的役割たるジェンダーは「夫」であり「父親」である以上男であり、自らも自分を男と認めており、性的な志向は他の女性に向いているので、ほぼ100パーセント男性と言えるが、伏見によればそれも結局は社会的に構築されたフィクションに過ぎないということになる。

 以上の領域の境界を越えるトランスジェンダーの様々な例が簡単に紹介されており、チャートも駆使してわかりやすい。ひとづだけ文句を言うと「賢い読者はもうお気づきだと思うが」というような物言いをする著者が非常に多いが、伏見もその例に漏れない。私はそういうものの言い方は好きではない。悪しからず。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
この本では4つの性差が紹介されている。
身体的な性差つまりセックス(男性/女性)
社会・文化的性差つまりジェンダー(男制/女制)
性的欲求の対象つまりセクシャリティ(異性愛/同性愛)
自分が男なのか女なのかという心の性、性自認の4つだ。

結局この4概念を説明することがこの本の根幹なのだが、
♂で超へテロセクシャル(つまり女の子大好き)の私にとっては
なじみの薄いセクシャルマイノリティの知識がたぶんに増えたと思う。

理論上は、女性器をもち、心は男性で男装するのだけれども同性愛つまり、
(ジェンダーカテゴリにおいての)男を愛する人もいるということだ。

しかし2の4乗だから16通りの性が存在すると早合点してはならない。
そのように16通りという規定からもうすでに偏見が始まっている。
これらの性の4つのカテゴリーを提示することによって
筆者が最も言いたかったのは
性とは個別的なもので濃淡がある(バイセクシャルがその際たるものだが)
本来はアナログなものなのだ。
その一方であばかれるのは
既存のジェンダーカテゴリーの男か女か(0か1)かという
デジタル的なものの見方が以下に全体主義的で暴力的かということだ。
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By yktshg
形式:新書
「オカマの方や、ゲイの方ってなんなんだろ?
そういえば、金八先生で性同一性障害とかやってたなぁ」など思ったのが本書を読むキッカケ

性的指向が、相対的なことというか社会的に形成されるものではないかとう考えに驚きでした。

社会的な(関係性から見た)観点や生物学的な観点から性を検証する良書です。
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