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99%の反乱-ウォール街占拠運動のとらえ方-
 
 

99%の反乱-ウォール街占拠運動のとらえ方- [単行本(ソフトカバー)]

サラ・ヴァン・ゲルダー , 山形浩生 , 守岡桜 , 森本正史
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 3,255

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商品の説明

内容紹介

世界の不況はここから始まった! いま、アメリカで何が起きているのか?! 2011年9月、最先端資本主義国家アメリカで、政治家や識者が起こるはずがないと思っていた何かが起こった。 サブプライムローンの暴落、それに続くリーマンショックを経て、さらに肥え太った1%のスーパーリッチに対して、99%の大衆はついに異議申し立てを開始した。

内容(「BOOK」データベースより)

2011年9月、最先端資本主義国家アメリカで、政治家や識者が起こるはずがないと思っていた何かが起こった。サブプライムローンの暴落、それに続くリーマンショックを経て、さらに肥え太った1%のスーパーリッチ。超格差社会の中で99%の大衆はついに異議申し立てを開始した。ウォール街占拠運動の内実をリアルに伝えるドキュメント。「金融の現在」を鋭く分析した山形浩生の解説も必読。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 150ページ
  • 出版社: バジリコ (2012/1/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862381847
  • ISBN-13: 978-4862381842
  • 発売日: 2012/1/27
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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 かつてトロツキーは、新しい運動形態、新しい組織形態を作り出すのは民衆の自然発生的な行動であると述べた。1905年のペテルブルク労働者ソヴィエト、1920年のイタリア工場占拠、1930年代のアメリカ産別労組による座り込みストライキ、等々。今回のウォールストリート占拠運動は、まさにそうした民衆の偉大な創意の一つの現れであろう。

 この運動を開始した人々、途中から参加した人々、支援した人々の文章を編集したのがこの小冊子である。収録されているそれぞれの文章が書かれたのは、運動が最高潮にあった10月の時期である。それだけに現在進行中の運動の息吹が生き生きと伝わってくる。

 公園でアンプを使うことが禁じられたために苦肉の策として生まれた「人民マイク」(演説者の発言を後の聴衆がもっと後ろにいる聴衆に復唱して伝えていく手法)が参加者の連帯感を生み出し、よりきちんと話を聞こうとする姿勢をもたらした話や、何でも全体集会で決定していくやり方が多くの困難を経つつも実際に機能していることなど、興味深いエピソードが語られている。

 最初に占拠運動を開始した人々はまさかこの占拠がこれほど長く続き、これほど大きな衝撃を世界に与えるとは思ってもいなかった。だが、2008年の金融恐慌以来、いやそれ以前から続いている1%の支配者たちによる富の徹底した簒奪と不平等の未曾有の拡大以来、世界中に火薬がしだいに充満しつつあった。そうした状況下では一つの火花から大きな爆発が生じうる。

 だが、そのような爆発が実際に起こるかどうかは、実際に行動に出てみるまではわからない。未来は予想不可能であり、未決定である。同じような試みが不発に終わったことの方が圧倒的に多い。だが、歴史は時に、一見無謀に見える行動から奇跡を引き起こした事例をも少なからず記録している。

 1956年11月にボロ船でキューバに上陸して山奥に入った12名の若者が2年後にキューバの独裁政権を倒したように、あるいはまた、2010年12月に焼身自殺を試みたチュニジアの1人の若者の行動から中東世界を揺るがすアラブ革命が起きたように。

 本書に収録されているアナキストのデビッド・グレーバーは言う。「直接民主主義、自由、連帯原則にもとづいた社会が可能なことを論理的に証明することはできない。ただ行動によってそれを示すのみだ」。

 2011年9月17日、そうした行動の一つがアメリカのウォールストリートで開始された。これもまた、その他の多くの行動と同じく失敗に終わるかもしれない。だが、それが作り出した反響はけっして無駄になることはないだろう。1%の富裕者と権力者による99%の人々の搾取と収奪はもうたくさんだ、という声を消すことはもはやできない。

 最後に翻訳について一言。早く出すことを優先させたためか、誤字、脱字、誤訳がけっこう目につく。とくにアナキスト系の「ブラックブロック」を「黒人連合」と訳すのはいかがなものか? というわけで★一つ減らした。

 
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By capture
ウォール街占拠は起こるべくして起こった運動と言えます。

サブプライムローンの破綻とリーマンショックの影響により、米国を始めとした世界は大打撃を受けました。大量に発生する失業、住宅ローンを支えず、購入したばかりの住宅を手放さざるを得なくなった人たち。最も打撃を受けた人たちは、当然貧困層ですが、今回ばかりは、非常に広範囲にわたって、様々な階層の人たちがダメージを受けました。

 その中で、お咎めなしどころか、「大きすぎて潰せない」という理屈から政府の支援を受け、また、多額のボーナスをもらい続けている人たちがいます。サブプライムローン問題と、リーマンショックを引き起こした、ウォール街の金融機関の関係者です。

 彼らに対する政府の対応は、あまりに寛容でした。というより、実態としては政府も、ウォール街の金融機関と結託しているとしか考えられない状況が続いています。実際問題、サブプライムローンの問題は、政府も巻き込んだ壮大な詐欺といってもよく、資本主義の暴走だけでなく、半分は政府の暴走でもあります。

 この状況に、99%の人たちは反乱を起こします。残念ながら、現在ではほとんど沈静化してしまったウォール街の占拠運動ですが、当初は、活動を開始した人たちでもここまで活動が大きくなるとは思わなかったようです。

 この著書は、ウォール街占拠が最も盛り上がっていた2011年の11月時点で、著名な活動家たちの投稿をまとめたものです。

 どのような形で、ウォール街占拠が行われていたかの生の声が伝わってきます。拡声器の使用を制限された中での「人民マイク」というシステム。アラブ地域で起こり続けている革命運動の影響など、さまざまなな視点から、ウォール街占拠が語られています。

 このような、草の根から発生する運動を調べるときに常に感じる点は、かなり偶発的な要素が左右するという点です。一見同じ目的で集まっているようでも、もともと組織化されない人たちの集まりであったり、実は全く異なる文化や利害が入り交じっている中で、活動が行われます。本当にわずかのきっかけや、偶然で、大きく社会を変えるほどの運動になることもあれば、その逆もあります。

 日本では、今のところ、このような大規模な運動が起きる気配はありません。原発でダメージを食らっている地域の人たちや、将来のツケを回され続ける若年層も、行儀のよい状態が続いています。実際にウォール街占拠が起きたのは、「敵」が明確であまりにひどかったからとも言えます。日本では、国民性もありますが、問題構造が曖昧なままであることから、このような運動が起きる可能性は今のところ皆無です。原発問題のような巨大な問題が起こっても、まだまだ足りない。先進国での市民運動は、それ程に難しいものです。

 このまま永久に私たちはおとなしいままなのか、明確な「敵」が現れることで、私たちの意識が変わるのか。本当に偶然の「何か」によって、世界は変わるのか。「閾値」を超えるのはいつなのか。私たちにとっても、いつまでも無縁の話ではないように思えます。
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By Turtle VINE™ メンバー
「We are the 99%」という言葉で有名にもなったOccupied Wall Street運動について、中の人たちの言葉をまとめた書籍でした。やっとあの運動はなんなのかが見えてきました。

日本とアメリカの労働環境や賃金格差の違い、出版元も左系に偏ったところであり、書いてある主張をそのまま鵜呑みにするのはできませんが、今まで見聞きしたものが右系の情報が多いため、ちょうどバランスがとれてよいかもしれません。
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