九州でシステマをトレーニングしている者です。
システマを習いはじめた頃、何が困ったかというと、
「全体像が見えない」
ということでした。
システマにはカリキュラムが無いため、どのように上達していけば良いかが本当に分かりませんでした。
「自由にやればいいよ」って言われても、初心者にはそれができません。
全体像のイメージができないからです。そんな時にこの本があれば、随分助かったんだろうなーと思います。
この本は、システマの成り立ちから、4原則、体のつくり方、格闘技術、心理面への影響、武器術、健康法、そしてシステマの哲学について、システマの全体像が分かりやすく書いてあります。
個人的にはシステマは、格闘技術よりも日常生活に非常に効果を感じているので、システマの哲学面が書籍になったことに非常に喜びを感じています。
分かり易いワークをすることで定評のある上に文章力の素晴らしい著者が、日本で初の入門書を書いたということは、日本のシステマ界にとって非常に幸運だったのかなと感じています。
私もこの本を教科書にシステマをトレーニングしていきたいと考えています。
ただ、システマ未経験者がこの本を読んでイメージするイメージは、どうしても自分で作り上げた像になると思います。でもそれでいいと思います。今後、システマをトレーニングすることで、その全体像を修正していけばよいのですから。
今後は、続編として、呼吸法や格闘術、武器術、健康、哲学など、個々のトピックについての本が出ることを期待します。
そして、世界でもシステマの書籍は非常に少ないので、是非、この翻訳版が世界に広がることを期待しています。