著者はサラリーマン時代から、
・金融投資
・不動産賃貸業
・複数の飲食店の経営
・飲食店開業コンサルティング
・劇団タレントのプロデュース
と、6足のわらじを履き、しかもそれぞれの分野で成功している人物。
こういう並外れた行動力を持つ著者の場合、モチベーションは上がるものの、常人には真似できない内容になりがちだが、本書は違った。
著者が長くサラリーマンをしていた事もあるだろうが、目線が低く、分かりやすい。
本書の特色としては、「情報獲得術」と謳いながら、「稼ぐ」という事に徹底的にこだわっている事。
いわゆる情報獲得のノウハウだけでなく、それ以前の考え方に、オリジナリティが光る。
印象的だったのは、「お勉強本」をいくら読んでも、お金は稼げない!」という主張。
本から得られる情報は導入部分と位置づけ、実際に行動したり、人に会って話したりする事で
得られるものが、本当に稼ぐ為に必要な情報だという。
本書ではその為の行動の仕方まで解説されている。
その当たりは、後半の
第3章 オイシイ情報は詳しい人から聞きましょう!
第4章 実際に事業を始めてからが、情報獲得の本番です
に詳しく書かれている。
全体を通しての主張、「基礎知識(データ)を、本物の知識(情報)に近づける」
というくだりは、ピーター・ドラッカーのいう「情報を知識に変える」という、
知的生産術の考え方と相通じるものがあり、参考になった。
読書はそれだけで満足感があり、手段が目的化しやすい。
「ノウハウコレクター」になりたくない人に、一読を勧めたい。